Let’s washオールバーズ! 洗剤のプロ・がんこ本舗に学ぶ、環境に優しいシューズの洗い方とは?

オールバーズは「環境に配慮した自然素材のモノづくり」、「足に優しくフィットする軽やかな履き心地」、「オンオフ問わず使えるシンプルなデザイン」にこだわるフットウェアブランド……なんですが、それらの特徴に加え注目したいのは、「自宅で丸洗いもできちゃう!」ってこと。
今回は、オールバーズ×レミ レリーフによるスニーカー談義の記事でも予告したシューズケアイベントの模様をお届け! こちらの記事を読んだ方にもぜひ参考にしていただきたい、スニーカーの洗い方をご紹介します。
海を守る洗剤の発明家とオールバーズを丸洗い!

ゴールデンウイークが目前に迫る4月25日、オールバーズ丸の内で開催されたシューズケアイベントは、トークと実践の二本立て。“スニーカーを洗う”という新習慣についてじっくり学べる内容でした。
前半のトークパートでは、オールバーズ×レミ レリーフのスニーカー談義の延長戦をお届け。後半の実践パートでは、福岡の洗剤メーカー・がんこ本舗を迎え、スニーカー洗濯のHOW TO講座が行われました。
所要時間は約1時間30分。1日2部制で開催され、事前予約で参加した8組が“オールバーズを洗う日”を体験することに!

スニーカーって洗ってる? オールバーズが洗濯可能なワケ

前半は、スニーカーの洗濯について、オールバーズの西田さん、レミ レリーフのデザイナー後藤さん、進行役のビギン本田でレッツ・トーク。
本田:後藤さんはスニーカーを洗いますか?
後藤さん(以降敬称略):手持ちのスニーカーは白色ばかりなので、洗って清潔感をキープできたらいいなと思いつつ……正直、汚れてしまったら捨ててしまうことが多いですね。
西田さん(以降敬称略):スニーカーって、洗うっていう習慣が浸透していませんよね。汚してカッコよくなるみたいな価値観もありますし。
後藤:その昔は、洗っていたこともあるんですよ。でも、アッパーにダメージを受けたり、ソールの接着剤が滲み出てきたりしちゃって。
本田:ダメージを軽減するためには、手洗いしなくちゃいけないし、洗うまでのハードルも高いと思います。ただ、オールバーズは違うんですよね⁉︎

西田:はい! はじめにインソールとシューレースを外してもらって、それからネットに入れて洗濯機へ。弱回転モードで水洗いしていただければ、ダメージも付きにくいです。あっ、そうそう。漂白剤と乾燥機はNGなので、お気をつけください。
本田:前回の対談で、ウールランナーも洗濯機で丸洗いできると知って驚きました。
西田:自然素材の特徴を活かそう。スニーカーだから柔軟性と耐久性を高くしよう。そんな風にこだわってモノづくりをした結果、洗濯耐性が伴ってきたんです。
後藤:今日、私もウールランナーを履いてきました! アッパーに伸縮性があるのでフィット感が良く、ずっと履いていても疲れにくいですね。汚れたら洗ってみて、長く履けたらと思います。


海を汚さず、汚れはさっぱり。環境に優しいスニーカー洗濯

後半は、スニーカー洗いを実践! 洗剤の発明家、がんこ本舗の木村さんに登場してもらい、スニーカーの泥汚れを落とす洗濯方法を伝授してもらいました。
がんこ本舗は、“海の環境をまもる”を掲げる福岡発のメーカー。1999年から愛され続ける「海へ…Fukii(以下、Fukii)」は、海洋タンカー事故の処理研究をヒントに生まれた洗濯用洗剤で、生分解性100%。すすぎ0回でもOKという、環境にも使い手にも優しい製品です。
木村さん(以降敬称略):オールバーズのスニーカーを預かり、スタッフ2名と一緒に約150時間をかけて、洗濯方法を研究しました。その結果わかったことは、落ちるものは落ちる、落ちないものは落ちないということ(笑)。今日は、落ちないものが落ちる方法もあわせてお伝えできたらなと思っています。まずは、洗浄液を作っていきましょう!

洗浄液のレシピは拍子抜けするほど簡単。6Lの真水にFukiiを約1mL入れて混ぜるだけ。あまりに少量なので半信半疑になりますが、基本的にはこの量で十分。油分の多い汚れを落としたい時は、少しだけ多く入れると効果がさらにUP! ただし、入れ過ぎにはご注意を。
木村:私たちの洗剤は漬けておくだけで汚れが落ちるというのが特徴です。機械の力をなるべく必要としないので、カーボンフットプリントの削減にも繋がります。オールバーズのブランド哲学にも共感するところが大きいですね。



西田:泡が立つことと洗浄力って比例するんでしょうか?
木村:イイ質問ですね! 洗剤は、泡で汚れを包み込み、水の中へ移動させることで洗浄します。一般的には泡立ちがいいほど汚れも落ちやすいのですが、大事なのは“泡の質”。Fukiiは泡立ち自体は控えめでも、割れにくい小さな泡を大量に生み出すことで、毛細管現象を利用しながら汚れを吸い上げる仕組みになっているんです。



洗濯の仕組みについて学んだら、いよいよオールバーズの洗濯方法へ。真っ白なシューズに泥をしっかりと擦り付けて準備完了。すぐに洗浄液へダイブさせたくなりますが、そこはグッと我慢。まずは汚れを乾燥させてから落とすのが、きれいに洗うコツなのだ。
木村:基本的にウールの繊維は鱗状なので汚れが染み込みにくいのですが、それでも泥が強く入り込んでしまうと、粒子が生地の編み目に詰まってしまう。だから、洗濯機だけに頼ると落ちきらない汚れも出てくると思います。でも、大丈夫。下拵えをしっかりすれば、元通りにキレイになりますから。


洗濯前の仕込みはまだ続く。泥を落とした部分に、海をまもる シャチッとスプレーをシュシュッ。このワンアクションで泥の色素が分解され、洗濯時の汚れ落ちが変わってきます。
本田:シャチッとスプレーは、白以外のスニーカーにも使えるんですか?
木村:このスプレーは生地の色を落とさず色素だけ分解するので、白いスニーカー以外にも安心して使ってもらえます。色の汚れは、特殊な汚れ。色素汚れは洗剤では落ちないので、こちらの使用がおすすめです!

最後は、先ほど用意した洗浄液でシューズを手洗い。とはいえ、自宅ならここから洗濯機にバトンタッチしてOK。泥汚れやがんこな色素汚れの場合は、あらかじめ手洗いで汚れを落としてから、ネットに入れて洗濯機で軽く回すのがベターだ。ちなみにネットがない場合は、脱水時の衝撃を和らげるため、バスタオルと一緒に洗うとダメージを抑えやすいそう。

木村:水をどこまで大切に使えるか。これが私たちの課題です。今回のようにびっしりと泥汚れがこびりついたシューズも、バケツ一杯の水で真っ白になりましたね。こうして長く履き続けられるオールバーズは、私もやっぱり大好き。……でも、個人的には黒のオールバーズ推しですが(笑)。
レミ レリーフ謹製ヴィンテージ風オールバーズ!


ビギン本田の無茶振りが実り、イベントの最後にはプレゼント抽選会を開催! 景品はレミ レリーフの後藤さんが手がけたヴィンテージ風オールバーズ。実は、この加工にはかなり苦労したそうで……。

後藤:染料の堅牢度が高く、自然な色落ちを表現するのがかなり難しかったです!
西田:洗濯耐性があることが強みのスニーカーですが、それが加工の難しさにつながってしまうとは(笑)。
後藤:ソールも本当に、しっかりとしたつくりなんですね。一般的には1時間30分くらい洗いをかけると、ロゴが削れてなくなってしまうものですが、無傷でした。さすが!

西田:アッパーは色落ちしていて、ソールは真っ白。クリーンな印象のまま味わいが増しているので、コーデにも取り入れやすそうですね。
本田:めっちゃカッコいい仕上がり! 試行錯誤していただきありがとうございました!!

洗濯しても美しさや快適性をキープできるオールバーズ!
オールバーズのスニーカーは、“ただ洗える”だけじゃない。洗って、また履いて、その繰り返しを気持ちよく続けられる。そんな魅力を改めて体感できたイベントでした。トークあり、実践あり、プレゼント抽選ありの大充実な内容に、会場は終始にぎやかなムード。事前予約の参加者だけでなく、店内のお客さんが思わず足を止めて立ち見するシーンも見られるほどでした。次回開催にも期待しつつ、イベントは大盛況のまま終了!
※表示価格は税込
撮影/田邨隼人 文/妹尾龍都