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【ポール・スミス】日本人に最適化された“ビジネス向けトレンチ”の完成形

Paul Smith

アウター選び。それは、服好きにとって一年で一番テンションがアガる買い物でしょう。と同時に、冬服の大本命ゆえ、それなりの投資も必要だし絶対失敗したくない……。そこで本特集では、物価高や景気の良し悪しも吹っ飛ぶような珠玉のアウターを厳選! 必ずアガりの一着が見つかりますよ!

ビジネスコートの正解は英国のジャパンフィッ“ト”レンチか?
フィットにこだわるなら絶対おすすめ

アガるアウターをカジュアル中心に紹介している本特集ですが、オンの日に着用するコートにこそ、むしろそんな視線が大事と言えましょう。ダンディズム香るお気に入りの一着があれば、日々のビジネスに向かう気力も湧いてくるってものですから。

もちろん長く続けたいのであれば、気を衒ったものではなく、クラシックなデザインが安心。そこでまずおすすめしたいのが、英国の名門「ポール・スミス」のトレンチです。

Paul Smith

シップスのスーツ12万9800円(シップス 銀座店) ビームスFのシャツ2万3100円、 ホリデー&ブラウンのタイ2万3100円(以上、ビームスF) ヒマラヤの靴1万9800円(プライム ビアンカ)

ご存知の通り、トレンチは英国のミリタリーコートが発祥。だから本物志向の方は英国ブランドから選びたいと思いますが、典型的な日本人体型だと胸や肩がいまひとつフィットせず、胸元の生地がパカパカ余ったり、エポレットのイカつさが妙に強調されたりするんですよね。

肩周りの絶妙パターンでイカつさを排除!

肩周りの絶妙パターンでイカつさを排除

欧米向けの鋭い肩傾斜だと肩先に生地が当たりやすいため、日本人に合わせて傾斜を緩めに。袖付けも日本人に合わせた前肩設計だ。

その点こちらは、パターンを徹底的に日本人仕様にアジャスト。ロング丈ながら、じつにスッキリ羽織れる一着に仕上がっているんです。生地がコットンギャバではなく、シャープでクリアな風合いのウール混ポリというところも大人っぽくて良し!

前振りの袖をはじめミリ単位で調整した日本人のための英国コート

Paul Smith

Paul Smith[ポール・スミス]
トレンチコート

出自である英国陸軍用コートのディテールはそのまま、肩傾斜、袖山&袖付け、全体バランスを日本人体型に合わせてパターン調整。結果、首に心地よく乗るような絶妙なフィットを実現している。ウール30+ポリエステル70%。11万円(ポール・スミス リミテッド)

美しくてケアも楽なウール混ポリの生地美しくてケアも楽なウール混ポリの生地

前振りの袖により腕の動きがスムーズ前振りの袖により腕の動きがスムーズ

 
※表示価格は税込み


[ビギン2026年1月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。

Begin 2026年1月号の表紙

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