完売記録を打ち立てたあのブランドも!? 2000年代の名作も続々復刻!
【令和の再興傑作図鑑】
昭和100年の節目にあたる2025年。それとは関係ないと思われますが、巷では昭和レトロとか平成レトロとか、昔のアレやコレに再びスポットライトが。同様のブームはファッションの周りでも起こっており、あの頃に流行した傑作が続々とリバイバルしているんです!
2000s KEYWORD
ストリート
裏原宿ブランドの隆盛もあって、2000年代にはストリートファッションがメジャー化。そうしたカルチャーと密につながり、スニーカーシーンを掌握してきたのがナイキです。
もちろん本業たるガチのスポーツシューズでも名機を輩出し、ピッチのトップ選手を支えたトータル90もそのひとつ。タウンユース対応になったこちらは、サッカーシャツなどを街着にする昨今トレンドのブロークコアにも打ってつけ。
また当時上陸し、男女双方に熱いファンを抱えるのがサイラス。往年の代表作から派生したナイロンパーカに、無条件で食指が動く読者も多いのでは?
スニーカー界の王者が生んだピッチの名靴がストリート対応に
Nike Sportswear[ナイキ スポーツウェア]
トータル90
2000年から始まった歴代シリーズのなかでも、甲の内側(写真の逆サイド)にサークルロゴが初登場した2004年の3代目がベース。そのアイコニックな姿を残し、ヴィンテージ風のレザーとフラットなラバーソールでアレンジ。1万7380円(ナイキ カスタマーサービス)
シーンを席巻した英国ストリートの雄
SILAS[サイラス]
ミルクマン マウンテンパーカ
ロンドンで1998年に始動し、洗練されたシンプルなデザインで絶大なる支持を獲得。2000年に東京・代官山にも出店すると連日の大行列に。紹介のナイロンアウターは、デビュー当初からの人気作にフードを追加しアップデート。2万5300円(カリフ)
2000s KEYWORD
バナナ・リパブリック
当時の服好きにもファンは多かったものの国内には未上陸のため、アメリカなど北米に行った際に手に入れるか、並行輸入モノを買うしかなかったバナナ・リパブリック。
そんなバナリパが満を持して2005年に上陸したことで、ブランドが提案するカジュアルかつラグジュアリーなスタイルに身を包む大人たちが続出しました。
あの黒船来航のフィーバーから記念すべき20周年を迎える今シーズンは、初期の名プリントをフィーチャーした垂涎の記念アイテムが登場! こりゃ、欲しい〜ッ!
上陸20周年を記念してアーカイブから復刻
BANANA REPUBLIC[バナナ・リパブリック]
20th アニバーサリー スウェット
ブランドの世界観を描いたプリントは、かつて時代を築いたTシャツから復刻した絵柄であり、これまでも節目でリリースされてきたファン垂涎のデザイン。今回は程よいゆとりの中肉厚のスウェットがお目見え。2025年9月末発売。各1万2000円(バナナ・リパブリック)
2000s KEYWORD
セレクトショップブーム
打ち出すアイテムが軒並み売れに売れまくり、セレクトショップがトレンドの発信基地となったのも2000年代のこと。
そこから生まれたヒット商品は数知れずありますが、各店がこぞって買い付けて、2005〜2006年にかけて完売記録を打ち立て続けたのがイタリアのレザーバッグブランド、ダニエル&ボブでした。
じつはBB100史上唯一連覇を成し遂げた偉業ブランド!
結果、年間ヒットランキングを発表するビギンの名物企画『BB100』にて、最初にして最後となる2年連続で第1位! に輝く快挙を達成しました。
一世を風靡したアイコンレザーが時代に即したミニマルな表情に
Daniel&Bob[ダニエル&ボブ]
クロドーロ ローディー スムース
ブランドの代表素材である牛革のローディーといえば、ニュアンスたっぷりのシワ加工が最大の特徴。一方この新作は時流の装いにも合わせやすいよう、かつてよりシワを抑えてスッキリ顔に。W36 × H34 × D20cm。15万1800円(ダニエル&ボブ 阪急メンズ東京)
※表示価格は税込み
[ビギン2025年11月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。