【バラクータ × シップス】往年のG9が“クラシック仕様”で限定復活!
【令和の再興傑作図鑑】
昭和100年の節目にあたる2025年。 それとは関係ないと思われますが、巷では昭和レトロとか平成レトロとか、昔のアレやコレに再びスポットライトが。同様のブームはファッションの周りでも起こっており、あの頃に流行した傑作が続々とリバイバルしているんです!
1960s KEYWORD
ハリントンジャケット
スポーツジャケットの代名詞であり、いつの世も色褪せないハリントンジャケット。なかでも元祖と言われるのが、1937年に英国で生まれたバラクータのG9です。元々はゴルフ向けであったそれがファッションアイテムとなったのは、50年代の米国でした。
名優ジェームズ・ディーンが劇中でマクレガー社の赤いタイプを、またエルヴィス・プレスリーも主演作でG9をまとい、60年代にはスティーブ・マックイーンも公私でG9を愛用。これが起爆剤となって、逆輸入的にイギリスでも熱視線を集めることに。
たとえばロンドンのモッズ=M-51パーカのイメージですが、冬以外はハリントンを着ていたとか。他方、日本でもアメ横などで売られるようになり、さらに和製アイビーの流行から一躍ブレイク。
そうした頃のクラシックG9が今季、シップスの別注で限定復活! を果たしたんです。現在の短丈アウター人気にも合致し、往年のゆとりあるフィットも気分にマッチ。コイツを逃すと2度と手に入らないかも。
永久不滅の英国アウターが往年のクラシックフィットで蘇生!
BARACUTA × SHIPS[バラクータ × シップス]
G9S
シップス設立50周年の記念モデル。1960〜70年代のG9を研究し、現行品のコットン × ポリエステルとは異なるコットン100%の表地を採用。また、ゆったりサイズや上下2段のネームタグ、途中で編み立てを絞った袖リブ、通気口になった貫通式のアンブレラヨークなど、当時の仕様を余すことなく再現。9万3500円(シップス銀座店)
マービンポンティアックシャツメイカーズのシャツ4万6200円(オーバーリバー) バーンストーマーのパンツ3万9600円(ヘムトPR)
フレイザータータンもかつての細やかなチェックを踏襲
「イングランド製」が燦然と輝く衿首のハンガーループも当時と一緒
※表示価格は税込み
[ビギン2025年11月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。