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今さら聞けない傑作インテリア年表 バウハウス潮流

トーネット S64

自転車製造の技術を利用し、スチールパイプを曲げて家具が作られるように。この方法で生まれたのが後ろ脚のない椅子。画期的なワンピース構造で、座るとパイプがしなり、掛け心地も上々。ブロイヤーはバウハウスの元教師で、この椅子は彼の愛娘「チェスカ」の愛称で呼ばれることも。
W58×H81×D61cm。12万9150円。
(問)AIDEC TEL 03-5772-6600

フリッツ・ハンセンカイザーイデル

バウハウスの金属工房で指導をしていたデルが作り出した照明。当時から役職者の証とされていました。シェードは効果的に光を拡散させる、弧を描いた形の金属製。アームは可動式で、手元だけを照らすことができます。バウハウスでは金属のシェードが積極的に用いられました。均整のとれた形もバウハウス的。
φ28.5×H42.5cm。8万1900円。
(問)フリッツ・ハンセン TEL 03-5778-3100

ミッドセンチュリーブーム

ハーマンミラー LCW

合板を加工する技術を研究していたチャールズとレイのイームズ夫妻は、軍で使う添え木の生産を請け負います。ここで得たノウハウで作られたのが、3次元の人間の体にフィットする、合板を3次元に加工した最初の椅子、イームズプライウッドチェア、通称「LCW」です。W55.9×H67.4×D61.6cm。12万8100円~。
(問)ハーマンミラージャパン TEL 03-3201-1830

ヴィトラ・デザイン・ミュージアム ボールクロック

木琴のバチを12本挿したようなインデックス。その先端はランダムなポップカラー。時間を正確に知らせる機能よりもオブジェを目指したか!と思うほどの奇抜な名作です。デザイナーはイームズ夫妻と並ぶ、ミッドセンチュリーの巨匠・ネルソン。見たことないお洒落なものを欲した米国市民の需要に応えた、時代の象徴でしょう。φ33cm。3万4600円。
(問)hhstyle.com青山本店 TEL 03-5772-1112

ハーマンミラー DSR

イームズシェルチェア、通称「DSR」は、背と座が一体となったプラスチック素材の椅子で、素材が覆われることなくむき出しで登場した最初のもの。その成果は、じつはデザイン性以上にコストカット面。大恐慌で苦労した経験から”手頃な価格で美しい家具を”を信念にしていたイームズ夫妻らしい傑作。W46.5×H81×D55cm。3万8850円~。
(問)ハーマンミラージャパン TEL 03-3201-1830

北欧デザイン隆盛

カール・ハンセン&サン Yチェア

背もたれの部材がYの形をしているので「Yチェア」。ウェグナーが読んだ本で見つけた中国の明時代の椅子が原型。中流家庭でも手の届く価格の、デザインと品質に優れた椅子を目指して生まれました。一時期日本でのみ人気でしたが、建築家・安藤忠雄の建築写真に使われたことで、欧米で再ブレイク。W55×H74×D51cm。8万2950円~。
(問)カール・ハンセン&サン TEL 03-3265-4626

フリッツ・ハンセン アリンコチェア

イームズ夫妻の合板の椅子、LCWができなかった、背座一体を初めて実現。その最難関は、合板を曲げる際にヒビが入ることでした。じつはこの蟻の姿に似た「アリンコ」、曲げた際に入ったヒビ部分を取り除いた形。スタックもでき、使い勝手も◎。W51×H80.5×D48cm。4万7250円~。
(問)フリッツ・ハンセン TEL 03-5778-3100

フリッツ・ハンセン セブンチェア

「アリンコ」の問題点を解決したのが、この「セブン」。ヒビなく合板を曲げられるようになり、ヤコブセンが望む曲線美を実現できたんです。座り心地◎、丈夫、安い、スタック可、などすべてに優秀で、戦後で一番売れたチェア。数十年使い続ける人もいるほど。W50×H78×D52cm。5万1450円~。
(問)フリッツ・ハンセンTEL 03-5778-3100

1967年、「一体成型」元年到来

ヴィトラパントンチェア

デザインは早くから完成していたものの、製造する技術が追いつかず何年も生産できなかった椅子です。それが、型に流し込めば自由自在のプラスチックで悲願の完成。一体成型の製造による価格の安さ、美しさ、積み重ねられる便利さのおかげで大ヒット。W50×H83×D61cm。2万8350円~。
(問)hhstyle.com 青山本店 TEL 03-5772-1112

革新デザイン大国・イタリア

フロスアルコ

石造りの建物では、天井から照明を吊るす場合に工事が必要です。しかも一旦明かりを吊るすと移動は難しいのでとても不便。そこで登場したのが、大きなアーチを持つコレ。台座の大理石の穴にホウキの柄を通せば動かすことができ好きな位置を狙って照らせるんです。W32×H230×D220cm。25万7250円。
(問)日本フロス TEL 03-3582-1468

オルーチェ スパイダー 291

特注して電球までデザインの一部にした、印象に残るこの形。じつはシェードは、金属を折っただけのシンプルなもの。高さも角度も調整できて極めて実用的です。こうした動きを可能にしているのも、見えない所に使われているプラスチックのパーツのおかげなんです。φ18×H40cm。9万7650円。
(問)スタジオノイ TEL 03-5789-0420

ザノッタ サッコ

座る人の体に合わせて形が変幻自在。その秘密は、布の中に小さいプラスチック素材が入っているからなんです。変形しても型崩れしない、素材選びもポイント。ピエロ・ガッティ、チェーザレ・パオリーニ、フランコ・テオドーロの3人によるデザイン。W80×H68×D80cm。11万7600円。
(問)ヤマギワオンラインストアTEL 03-5418-9022

B&B Italia レ バンボレ

型に2種類の液を入れると、マシュマロのように膨らんでソファのクッション材となる「発泡モールドポリウレタン製法」が同社により開発。この製法で、ソファのデザインの自由度が飛躍的にアップ。その心地よさは「おっぱいのよう」とたとえられました。W166×H74×D89cm。57万9600円~。
(問)B&B Italia Store TokyoTEL 03-5778-3540

※表示価格は税抜き

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