K-1伝説王者・ピーター・アーツがガチ判定!Kaden-1王者は誰だ!?
【家電ワングランプリ】
お高めだったり処分が面倒だったりするので、買って後悔はしたくないのが家電。AIなどのテクノロジーの発達により、選ぶのも簡単になっているかと思いきや、むしろ難しくなっているような気がするような……(泣)。そんな状況をぶち破るべく、俺たちビギンが開催するのが「Kaden-1グランプリ」! 各ジャンルに精通した玄人選りすぐりの家電に、バチバチファイトしてもらう次第。“20世紀最大の暴君”も参戦する空前絶後の家電No.1決定戦、いざゴングです!
緊急取材!! 日本メーカーの家電を多数所有する
K-1のスーパースター ピーター・アーツが選ぶKaden-1は?
タ〜ラッタラッ、タ〜ラッタラ〜♪ ……と、懐かしのBGMとともに、締めを飾るべく登場してくれたのは、ガチの元K-1王者ピーター・アーツ氏! 同じ“K-1”を語る特集ならば! と、これまで取り上げた精鋭家電のなかから、誰が真のチャンプか、超私的にジャッジしていただきました!(笑)
いわずと知れたヘビー級レジェンド
1970年にオランダで生まれた伝説的格闘家。1987年にプロデビューし、K-1GPには1993年の初開催時から参戦。1994年、1995年、1998年と3度王者に輝き、アンディ・フグやアーネスト・ホースト、マイク・ベルナルドとともに「K-1四天王」として絶大な人気を誇った。2000年代以降は総合格闘技にも挑戦し、50歳目前となる2020年もキックボクシング大会に参戦。今もなお完全には引退しておらず、“オファーがあればいつでも戦うぜ!”と本人談。
K-1繋がりで伝説の王者がまさかの登場!
「最後は俺が判定するぜ」
調理に掃除にオーディオに美容にと、幅広〜いジャンルのチャンプを選定してきた本特集。……ですがちょっと待った! これって空手にカンフーに拳法にキックボクシングに……な〜んて“K”を冠する格闘技が一堂に会して、立ち技最強ファイターを決める、本家K-1と同じじゃないですか!
ということで同じ“K-1GP”の名を冠してるからには、ラストはマジもんのチャンピオンに締めていただきましょう! ピーター・アーツ選手の入〜場〜ですっ! 「ハッハッハ、俺がチャンピオンだったのは随分前なのに、声をかけてもらって嬉しいよ(笑)」
こちらこそ、まさかオファーを受けていただけるなんて驚きでした……。にしても現役を退いたアスリートって恰幅がよくなりがちですが、アーツさんはシャープ! トレーニングしてるんですか?
「もちろん。日本とオランダを行ったり来たりしているんだけど、定期的にウォーキングしたりジムワークしたり、身体は動かしてるね。あとはできるだけオーガニックフードを摂るようにしているのも大きいかな。引退した選手たちはガバガバ飲んで食ってするから、ブクブク太るだろ? あぁなりたくないから節制もしてるんだよ。明日にでも試合できるね!」
なるほど。身体も鋭い眼光も現役時代を彷彿させます! ちなみに今回は“K”adenの方のK-1なんですが(笑)、アーツさんは家電選びにこだわりが?
「ワイフが選んではいるけれど(笑)、家の家電はほぼ日本のもので、愛用させてもらっているよ。俺は専門家ではないけれど、自分なりのシビアな目線で、チャンピオンを選ばせてもらうよ」
「家の家電はほぼ日本メーカーのものだね!」
どの製品がチャンプに相応しいか、いざお試し!
では早速いきましょう! パッと見気になった家電はあります?
「う〜ん……こんなに沢山の掃除機を一度に試せる機会はそうそうないから試してみようかな(笑)。(各商品説明後、しばしお試し時間に)。これだ! このなかではこれが一番気に入ったね!」
そう賞賛したのは、パナソニックのセパレート型コードレススティック掃除機。やっぱりマイクロミストが決め手に!?
「使いやすいね! 理由はシンプルに長くて俺の身長に合ってるから!」
「いや、たしかにそれもすごいし、軽くて掃除しやすいのも素晴らしいんだけど、シンプルに一番長くて使いやすかったんだ」
な、なんですと……! まさかのシンプルすぎる理由……! 192cmのアーツさんならでは。
「ん? これは一体なんだい?」と、続いて興味津々なのがパナソニックの次亜塩素 酸空間除菌脱臭機『ジアイーノ』。
「え? こんな小さなマシンなのにそんなにハイテクなのかい!?」
A3体型のアーツ氏は、A4サイズ未満の設置スペースで済む今作に、深〜く感心したご様子!
「これでニオイも菌も対策できるのは驚きだね。サイズからは想像もできないほど機能が詰まっていて、やっぱり日本の家電は凄い」
「こんなに小さいのに空気がキレイになるんだ」
ここまで絶賛していただけるなんて、これはチャンプ決定かも!? と思ったら、素早いフットワークでパナソニックの『ラムダッシュPRO6』を手に。
「この電気シェーバーは、やけに鋭そうな刃が沢山ついているね」
す、鋭い! 鍛造した6枚刃に気づくあたりは、さすが切れ味鋭いハイキックでKOを量産してきたアーツさん! 髭の濃さを検知して出力調整してくれるAIも搭載されているので、ぜひお試しを。
「おおっ! これは深く剃れるね。俺はず〜っとT字カミソリ派で、あまり電気シェーバーを使ったことはなかったんだ。昔ベルナルドも日本でT字カミソリのテレビCMに出てただろ? “切れてな〜い”ってやつ(笑)」
「T字カミソリ派だけど悪くないね」
懐っ!(笑)T字一筋のアーツさんをして満足させるとは、今作もまた王者候補。
「調理家電もあるし、オーディオもあるし、これは迷うね」……と、のべ2時間にわたって家電を試したアーツさん。奇しくもパナソニックの家電をお気に召していたようだけど……最終的には一体どの家電がチャンピオンに⁉
ピーター・アーツが選んだKaden-1は……
ブルーブラッドのサイバーチルピロー
「冷たい! こんなのあるんだ」
「これは寝っ転がった瞬間に感動したね! ヒンヤリしていてすごく気持ちいい! 人工衛星の温度管理に使われるなんとか素子とか水循環システムとか、色々説明してくれたけど、正直あんまりわからなかった(苦笑)。でも“リアルに使えそうな家電”という目線で選んだらこれがチャンプかな。オランダでも日本でも気持ちよく寝れそうだし、行き来するたびに持ち歩いてみたいね」
「オランダでも役立ちそう!」
※表示価格は税込み
[ビギン2025年10月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。