【B-BOY化しない】大人向け“ヘッドフォン × キャップ”の正解コーデを攻略!
【家電ワングランプリ】
お高めだったり処分が面倒だったりするので、買って後悔はしたくないのが家電。AIなどのテクノロジーの発達により、選ぶのも簡単になっているかと思いきや、むしろ難しくなっているような気がするような……(泣)。そんな状況をぶち破るべく、俺たちビギンが開催するのが「Kaden-1グランプリ」! 各ジャンルに精通した玄人選りすぐりの家電に、バチバチファイトしてもらう次第。“20世紀最大の暴君”も参戦する空前絶後の家電No.1決定戦、いざゴングです!
オススメ家電は以下のマークが目印!
●コスパ良好か?
●プロも認める品質か?
●デザインもGOODか?
【ROUND4:オーディオKADEN】見た目で選んでイッツオールライト!
B-BOYにならないヘッドフォン × キャップ攻略
卜部〇也とシンクロ!?
かつてライト級王座に就いた技巧派キックボクサー。卓越のディフェンスで攻撃を避けるファイトスタイルから、誰が呼んだかアンタッチャブル。その素早い動きはもはや、音速!?
第4ラウンドはオーディオ。街中でヘッドフォン × キャップ姿の人を見かけることも多い昨今ですが、ヤンチャな印象になってない? イイ大人の攻略法を、ファッションとオーディオに精通するこの2人に聞きました!
左・KENJIさん/右・飯塚 俊さん
ヘッドフォン好き代表 モデル KENJIさん
ファッション誌からCMまで引っ張りだこの人気モデルにして、自身のブランド“遊日庵”を手掛ける。超がつく多趣味で、オーディオも大好物。好きなアーティストは大橋トリオ。
キャップ好き代表 スタイリスト 飯塚 俊さん
ストリートからトラッドまで、縦横無尽なスタイリングに定評。セレクトショップ勤務時代は、店舗の音楽担当をしていた。帽子と同じくらいミッシェルガンエレファントも好き。
双方のボリューム感を“テレコ”にしましょう
KENJI ヘッドフォンにキャップ、いつもこの格好してるかも。
飯塚 KENJIさんはスマートにこなしてますけど、リスキーなスタイルでもあると思うんですよ。一歩間違えるとヤンチャ感が出ちゃうというか。ちなみに、ツバが真っ直ぐでクラウンの深い野球帽になオーバーイヤーヘッドフォンを掛けると、一発でB-BOYになっちゃう。似合えばイイですが。
KENJI へぇ、しっかり考えたことなかったなぁ。
飯塚 というわけで今回はヘッドフォンとキャップの相性について考えてみました。勝利へのカギはずばり、ボリューム感の相性です。
KENJI ヘッドフォンと一口に言っても、たしかにオンイヤー型とオーバーイヤー型じゃボリューム感が全然違うもんね。
飯塚 そうそう、そこなんです! 華奢なオンイヤー型ヘッドフォンには、程よくボリューム感のある定番の6パネルキャップが似合いますし、ゴツめのオーバーイヤーヘッドフォンにはクラウンの浅いボリューム感控えめのキャップが似合う。ボリュームを“テレコ”にするのがポイントですね。
KENJI なるほど〜。色合わせはどうすればいいかな? 自分はいつも黒 × 黒にしています。
飯塚 素敵ですね〜。同系色で合わせると、より上品な印象になります。反対にコントラストをつけるとアクティブな印象が出ます。ただ、どちらにしてもキャップは品のいい素材のものを選びたいですね。ちなみに、ヘッドフォンはどう選べばいいと思いますか?
KENJI オンイヤー型は携帯性や軽さに強みがあって、音抜けがいいと言われています。自分はオーバーイヤー型のを愛用しているけど、こっちは音に没入できるのが魅力。大きいぶん、振動板の設計の自由度も増すから、音質的なアドバンテージもあります。
飯塚 へぇ〜、音の傾向も違うんですね! それは迷っちゃう。
KENJI オンイヤー型は手頃なプライスレンジのものも多いし、まずはオンイヤー型から入って、次にオーバーイヤーの上位モデルを試すのもイイんじゃないかな♪
華奢な“オンイヤー型” × 定番6パネルか?
コノロジカのブルゾン5万600円(HEMT PR) スティルバイハンドのニット1万9800円(スタイルデパートメント)
イヤパッドで耳を覆わず、乗せるようにして掛けるヘッドフォン。軽量性や持ち運びやすさが強みで、お手頃なプライスの製品も多い。
U-2万円でTKO(畳めて軽くて音もイイ!)
audio-technica[オーディオテクニカ]
ATH-WS330BT
167gと軽量性に優れる薄型ボディでありながら、迫力とキレのある重低音の再生を可能にした“SOLID BASS”シリーズのワイヤレスヘッドフォン。Bluetooth®5.0準拠。オープン価格/公式オンラインストア価格1万1880円 (オーディオテクニカお客様相談窓口)
ハウジングを畳めるから持ち運びやすい!
Share the Fantasy[シェア・ザ・ファンタジー]
6パネルロングブリムキャップ
100番双糸の上質なコットンブロード生地を用いたキャップ。6パネルの王道デザインに、爽やかな配色のストライプが映える。長めのツバもアクセントに。1万2100円(ヨウエイ)
コンパクトだからキャップと同系色にするとよりスマートな印象に
シンプルなキャップがレトロ感を際立たせる
タウンクラフトのシャツ1万9800円(セル ストア) フルーツオブザルームのカットソー4950円(FTLジャパン)
ASHIDAVOXR[アシダボックス]
ST90-07
放送局用のヘッドセットや音響信号用スピーカーなど、業務用オーディオ製品を手掛ける老舗より、無骨な雰囲気がたまらない一品。全帯域にわたりバランスのよいクリアなサウンドが楽しめる。プラグはφ3.5mmのステレオミニプラグ。8822円(ビームス レコーズ)
Nine Tailor[ナインテイラー]
クレピキャップ
滑らかなタッチと淡いツヤを備えたベルベット生地を使用。バックのアジャスターをレザーベルトで仕上げたキャップは、大人っぽさ満点だ。8800円(スタジオ ファブワーク)
ゴツめ“オーバーイヤー型” × 浅キャップ(クラウン12㎝以下)か?
チャンピオン ブラック エディションのパーカー1万4080円(ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター) サンディニスタのカットソー1万2100円(カバーコード ナカメグロ)
イヤパッドですっぽり耳を覆うタイプのヘッドフォン。密閉型のものは遮音性が高く、音へ没入しやすい反面、外の音は聞こえづらい。
英級サウンドにKO!
Bowers & Wilkins[バウワース・アンド・ウィルキンズ]
Px-8
英国名門より、カーボンドライバーを備えたフラッグシップモデルならではの高品位な作り&緻密かつリアルなサウンドを堪能あれ。Bluetooth®5.2準拠。ノイズキャンセリングあり。オープン価格/実勢8万8000円前後(バウワース・アンド・ウィルキンズ 青山)
上質なナッパレザーと削り出しアルミの造形美
YŪBIAN[遊日庵]
ナイロン 8P キャップ
KENJIさんが手掛けたキャップは、素材が艶やかなリモンタ社のリサイクルナイロン。頭へ綺麗に沿うよう、クラウンを8パネルで浅く仕上げた渾身作だ。1万9800円(遊日庵)
存在感があるのでトップスなど主役アイテムの色を拾ってもOK!
黒 × 黒でまとめればぐっと大人っぽい印象に
キャッシュ&バルバのニット3万7400円(エグジステンス) マイキータの眼鏡7万1500円(コンティニュエ)
Shure[シュア]
AONIC 50 GEN 2
米国名門のこちらは、4つのモードを備えたアクティブノイズキャンセリング技術によって、状況に応じた最適なリスニングが可能に。まるで部屋で聴くような自然な音の広がりを再現することもできる、優れモノだ。Bluetooth®5.0準拠。6万3800円(完実電気)
NEW ERA[ニューエラ]
ナイントゥエンティー
レディース人気も高い、コンパクトなナイントゥエンティー。ヤンキースロゴを同色であしらい、ツバを人工スウェードで仕上げることでぐっと上品に。4620円(ニューエラ)
※表示価格は税込み
[ビギン2025年10月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。