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連載[ひとり部屋親方に訊け!!]

中年がチルする“平成レトロ”なひとり部屋。脳をからっぽにする空間術とは?

玉木悠斗さん

誰にも邪魔させないソロ活に没頭できる住居空間【突撃 ひとり部屋親方に訊け!!】
年齢と共にライフステージが変わり、時間にもお金にも余裕が出てきた。そろそろ趣味に没頭できるソロ活部屋を設えたいけど、どうすれば? そんな声に応えるべく、一歩先行く業界の先人、別名“ひとり部屋親方”に、部屋作りのヒントとなるこだわりや工夫、必須アイテムなどを披露してもらいました!

親方はこの人

玉木悠斗さんジャーナル スタンダード プレス
玉木悠斗さん

1988年、大阪生まれ。本業の傍らで、InstagramやYouTubeにて「リーリーリー」と題し、DIYやイラストなど創作活動を配信中!

漫画
頭をからっぽにするための空間です

ここ数年、大阪では妻と、神奈川では会社の先輩と暮らす二拠点生活を満喫中。仕事柄、神奈川の家で過ごす時間が長く、最近は週末になると自然と集まってくる仲間や同居する先輩と、DIYや創作活動を楽しんでいます。

ただ、撮影や出張で多忙なときは一人になりたいと感じることもあれば、仕事人間になりたくないという思いもある。そんなときは脳を休ませ、インプットできるこの部屋に!

青春を共にした数百冊の漫画を集めた通称“平成レトロ部屋”は、中年の僕が少年に帰れる場所。キャンプ用コットに寝そべりながら、『ONE PIECE』や『おやすみプンプン』など懐かしい漫画を読んでいると脳がからっぽになり、疲れも癒えます。

お香を焚いて部屋中をチルくお香を焚いて部屋中をチルく

ちなみにBGMは、スーファミをONにすると流れる『星のカービィ』などのゲーム音楽。漫画を読んで、ゲームをして⋯⋯夢中で遊んでいたあの頃に戻るような、時間を忘れるほどの没入感が味わえます。

漫画だけでなく、仕事で出会った作家さんのアートなども置いていますが、テーマを設けて配置するのが僕流。例えば不要になった冷蔵庫は旬のモノをディスプレイする収納棚として活用し、“そのまま放置していたら腐るぞ”という自戒を、ユーモアを交えて表現しています。

古い冷蔵庫を“アイデア箱”として活用古い冷蔵庫を“アイデア箱”として活用

最近はイラストや廃材で作った鉢など、趣味で始めた創作が仕事に繋がることも増えました。部屋で漫画を読んだり、アートを愛でたりする時間が、次のヒントになることも。この部屋を拠点に、面白いモノを生み出していきたいですね~!

[ソロ活必須アイテム]任天堂のニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン

任天堂のニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン

「電源を点けたまま、懐かしのメロディを部屋のBGMとして無限再生しています」。2017年発売の同機には『スーパーマリオカート』や『スーパードンキーコング』など平成にヒットした21のソフトが収録されている。生産終了。中古市場では1万円前後で購入可能。(編集部調べ)

点けっぱなしにしてBGMに点けっぱなしにしてBGMに!

 
※表示価格は税込み


[ビギン2025年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。

Begin 2025年9月号の表紙

Begin 2025年9月号

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定価820円(税込)

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