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【メンズ美容】肌の老化を防ぐ“ジェントル洗顔”のやり方&買うべき化粧水10選

洗う

語る、男の美学【Begin Best Beauty 2025】 
いまやメンズ美容市場は右肩上がりで成長中。もはや美容を無視できない時代です。でもご安心を。美容童貞でも、ちっとも怖くありません。だって、みんな最初は初めてだもの♡ 今回はおすすめコスメ含め、プロ直伝の「男の美容」を学べる好機。合言葉は目指せ、ナイスガイです!

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【Part1:洗う】すべての美容は“洗う”に通ずる
ジェントル洗顔のススメ

ジェントル洗顔のススメ

洗顔は奥が深い。余分な皮脂や汚れが残ると肌荒れの原因になるし、逆に必要なうるおいを落としきるのは逆効果。では、肌にとってベストな洗顔とは?  男性モデルと美容家の楽屋トークから答えを探ろう。

本條愛奈さん・KENJIさん左・美容家 本條愛奈さん/右・モデル KENJIさん

美容家 本條愛奈さん
ビギンの美容ご意見番。現役ヘアメイクとしての知見を活かし、さまざまな雑誌やウェブメディアなどでメンズ美容の啓蒙に力を注ぐ。

モデル KENJIさん
1982年生まれ。ファッション誌や広告などで活躍中。以前はオイリー肌に悩んでいたが、スキンケアと食の見直しで美肌を取り戻す。

指は肌に触れずに泡の力で汚れを落とす

ビギン: 結局、美容で一番大切なことって何ですか?

本條さん(以下敬称略): 美容の基本のキにして、もっとも一番奥が深いステップは洗顔です。

ケンジ: 同感。僕も四十前に肌荒れが気になって、洗顔を見直しました。以前は指でゴシゴシやってたんですが、余計オイリー肌がひどくなって。泡で優しく撫でるようにしたら、肌が見違えました。

本條: 顔の肌は生まれたての赤ちゃんだと思って愛情をもって接してください。指どころか、泡だけが肌に触れる感じです。

ビギン: 汚れは落ちるんですか?

本條: だから、洗顔料をいかに泡立てられるかが重要なんです。きめ細やかで弾力のあるクリーミィ泡を作れれば、泡タッチだけで十分汚れは落ちるんです。

ケンジ: 僕は泡立てが苦手なのでネットを使っています。

「洗顔の質は泡の質に直結します! 泡立てネットや泡洗顔料を活用しましょう」

KENJIさん

本條: 泡立てネットを使えば確実ですが、それさえ面倒クサイという男性も。そういう人には、SOHSOHのようにいきなり泡が出てくるものを使うのも手です。

ケンジ: たしかに時短です!

本條: そもそも洗顔ですべての皮脂を落とそうとするのが間違い。肌には皮脂膜や天然の保湿因子があって、必要なうるおいを保っています。全部落としてしまうと、肌が乾燥してバリア機能が低下し、肌トラブルの原因になります。

ケンジ: パワー洗顔してた頃は後から皮脂がめっちゃ出ました。皮脂のリバウンドですね。

本條: むき出しの肌を守るために皮脂を出してくれてたんですよ。

ケンジ: 要は必要な皮脂やうるおいを残しながら、汚れや余分な皮脂を落とすことなんですね。

本條: 洗顔時の水の温度にも注意を。肌のことを考えると32~34℃のぬるま湯がベスト。

ビギン: 浴室で洗う時は熱いシャワーで洗っちゃってました(汗)。

本條: 泡が残ると肌荒れの原因になるので、すすぎも念入りに。フェイスラインにも気をつけて。

「フェイスライン下は泡が残りがち。首全体を洗い流すぐらいの意識ですすぎを!」

本條愛奈さん

ケンジ: 僕は仕事でメイクをするので、クレンジングもするんですが、男性もやるべき?

本條: おすすめです! クレンジングは、油分で油性の汚れを落とすためのケア。ファンデーションや皮脂など油分を含む汚れは、水や洗顔料だけでは落とせないものも。日焼け止めを使う人やオイリー肌の人は使った方がいいです。

ケンジ: 毛穴汚れにもいいですね。

本條: ただ、ミネラルオイル(鉱物油)がベースのクレンジング剤はメイクをしない男性には洗浄力が強すぎるかも。マイルドな植物オイルベースがベターです。

ビギン: どうやって使えば?

本條: 拭きとりタイプなら、コットンに染み込ませてポンポンと押し当てるだけ。これだけで汚れが落ちます。水を使わないので、時間がない朝にも◎。ちなみに泡タイプのSOHSOHは洗顔料とクレンジング、両方に使えますよ。

軽く押し当てるだけでOK!

軽く押し当てるだけでOK

ビギン: 色々見直さないと(汗)。

本條: 洗顔には汚れを落とすだけでなく、後に使う保湿アイテムの浸透を高める効果も。さあ顔を洗って出直しましょ(笑)。

【用語解説】
皮脂のリバウンド:過剰な洗顔で必要なうるおいや皮脂が失われると、肌は乾燥していると判断し、皮脂を余計に分泌する。結果テカリやニキビなど肌トラブルの原因に。
 
洗顔時の水の温度:30℃以下だと毛穴が締まって汚れが落ちにくくなり、35℃以上だと、必要なうるおいや皮脂までも落としきってしまう。肌への刺激が少ないぬるま湯で。
 
植物オイルベースのクレンジング剤:オリーブやホホバなどの天然オイルがベース。人の皮脂構造に近いため、肌に優しく、乾燥しにくいといった利点も。本條さんのおすすめは次ページ。

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