COOL Begin
Jul-23-2025

U-10万円で最高の英国靴を選ぶなら「ジョセフ チーニー」が正解!

JOSEPH CHEANEY

今こそ改めて学ぼう! 履こう! 「本格靴」 本格靴の博識ちゃん

スニーカー人気の増大とともに、つい縁遠くなりがちだった“本格靴”に歩み寄ります。なんだか見たことがあるようなないようなお3方が徹底買い説してくれますヨ〜。

博識ちゃんメンバー左・アシ田マナビちゃん/中・伊達男さん/右・ドレ澤さん

【博識ちゃん】アシ田マナビちゃん 持ち前の学びの精神を発揮し、うる若き乙女ながら本格靴に関しても博士ばりの知識を保有。未知の物事に対して大感動する「カンドウィッチマン」たちへのレクチャーが生きがい。苗字のアシは、もちろん足の意。 【カンドウィッチマン】伊達男さん 名前(読みは“だてお”)の通り、ファッションに人一倍興味はあるものの、本格靴には疎い。お洒落なモノを見つけるとコーフン気味に盟友ドレ澤に伝達する。ポインテッドトウばりの鋭いツッコミが持ち味。 【カンドウィッチマン】ドレ澤さん キレイめなドレスファッションを愛すが、肝心の靴はおざなりがち。伊達男からどんなに切れ味するどくツッコまれても、5Eウィズさながらの幅広い包容力で歩調を合わせる。

良心価格でも素材&仕立てに一切の手抜かりなし!

アシ田マナビちゃん

創業からず〜っと英国一貫製造、なのにお値打ち。だから、ジョセフ チーニーはLOVEコールが止まらないのです

マナビ: 〆は英国濃度が特に濃イイ、「ジョセフ チーニー」の登場です。 伊達男: なんか見るからにガッシリ作られてて、高そうだなぁ。 マナビ: いえいえ。ここの特徴はコスパの高さ! 創業から140年近くに亘って、聖地ノーザンプトンの自社工場で一貫生産しているんですが、なんとほぼすべてのモデルがU-10万円! 同じような格式高い名門の英国製シューズが、軒並み10万円台半ばから、20万円代へと値上げしている近年、これはビックリするほど良心的です。 ドレ澤: へ〜、コーフンしてきたなぁ。 伊達男: それ俺のセリフだろ! マナビ: まぁまぁ。代表作の「ケンゴン」を見れば、二人揃って仲良くコーフンできますよ。なんといっても今作は、英国軍にも供給実績のある名ラスト“4436”が採用されている、つまりミリタリー由来の名品ですから! ドレ澤: それはコーフンするね! 伊達男: だから俺のセリフだって! マナビ: しかも木型だけじゃなく、ヴェルトショーン製法やベローズタンといった、タフな意匠も満載されているし、水捌けがよくてキズにも強いグレインレザーを採用するなど、価格に見合わず仕立てでも素材でも快適を追求。お値段以上の価値を秘めてるんです。 伊達男: これは欲しい。履いていい? ドレ澤: じゃあ袋持ってくるわ! 伊達男: 吐いていいか聞いてねぇよ!

ドレ澤さん

U-10万円とは思えぬ職人技の詰め込みっぷり。これは上手ーべラス!

代表作

JOSEPH CHEANEY

JOSEPH CHEANEY[ジョセフ チーニー]
ケンゴン
質実剛健な作りと雄々しい見た目ながら、ビジネススタイルのカジュアル化を受けてオンオフ兼用靴としての評価が高まった定番モデル。天候や路面環境に左右されずヘビロテできるから費用対効果は激高。9万7900円(ブリティッシュメイド 青山本店)

JOSEPH CHEANEY

①一切の隙間を許さない“ヴェルトショーン”製法  アッパーの革をウェルトの上側に重ねて縫い付ける製法のこと。両者の間に隙間がなくなるため、雨水などの侵入を防ぐという効果が。手間がかかりすぎるため、今では希少な製法に。 ②ホコリや雨水を防ぐ“ベローズタン”  タンが羽根とつながっている仕様のこと。トレッキングシューズなどにも用いられる意匠で、タンと羽根の間から雨水や土埃などが侵入しづらくなるという、特大のメリットあり。

JOSEPH CHEANEY

③英国軍靴に由来する“4436”ラスト  英国軍に供給実績のあるミリタリーラスト。丸みを帯びたトウやボリューミーなフォルムは、戦線に赴く兵士たちのさまざまな足型にフィットするように、合理的に考案されたもの。 ④悪路もヨユーなコマンドソール  山道に砂利道に水溜りに、どんな悪路でもラクラク歩けるように開発されたコマンドソールは、名前の通り軍用ブーツにも採用される超機能派。今作に使われるソールの厚さは約2cm!

国旗

【JOSEPH CHEANEY(ジョセフ チーニー)】 Since1886

靴工場の長として働いていたジョセフ・チーニー氏が、ノーザンプトン州デズバラで創業。設備の現代化を促進しながら伝統製法は継承し続け、世界的シューメーカーとして飛躍。1966年に名門チャーチに買収されたが、2009年に創業家が買い戻し、再び独立を果たした。

ちょっと何言ってるかわかんない解説

【自社工場で一貫生産】  近年世界的に材料費&人件費が高騰中。その余波から耐え忍ぶべく、低コスト&大量生産へとシフトするため、主要工程の一部を外部へと部分委託するメーカーも少なくない中、同社は正反対のストロングスタイルをキープ。ラストメイキングから革の裁断、縫製、底付け、仕上げと、ほぼすべての工程を自社工場で一貫して行なっている。これぞ正真正銘の英国靴! 【グレインレザー】  表面にシボ(凹凸模様)があるレザーのこと。キズや汚れが目立ちにくく、水濡れにも強いので、デイリーユースする靴にはもってこい。耐久性にも優れ、味わい深く育つのも魅力だ。ちなみによく使われる、表面が滑らかで凹凸感の少ない革はスムースレザーと呼ぶ。

7月25日(金)~27日(日)「骨董通り 本格靴ストリート祭り」開催  

  英・ジャーミンストリートといえば、本格靴店が立ち並ぶモノ好きの聖地。けれどニッポンの骨董通りも負けず劣らず! Beginでもおなじみの名ブランドもお店を構えており、お宝靴を発掘するにはうってつけ。小誌が音頭を取ってお祭りやっちゃうよ〜! ぜひお見逃しなく!   「骨董通り 本格靴ストリート祭り」の詳細はコチラ

  ※表示価格は税込み


[ビギン2025年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。

Begin 2025年9月号の表紙

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身なりで語る男の美学

定価820円(税込)

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