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「テイスト合わせを楽しむ」サンカッケー・尾崎さんが語る小物哲学【帽子とメガネのお作法】

米国海軍のセーラーハット + ぺルソールのフォールディンググラス ジョージア・オキーフのスーベニアキャップ + アルガのメタルフレーム

【“誰でもすぐお洒落♪”な魔法のコンボ】
とかくお洒落は難しい。どうせなら手っ取り早くお洒落になれたほうがよくない? そんなモノグサ型の同胞にオススメしたい、お洒落さんへの近道が「帽子×メガネ」! セット使いすることでグッと玄人感が増すんです(ヒゲもお好みで♪)。「帽子とメガネといえば!」な方々に、重くなり過ぎずに洒落て見える、各人の作法やモノ選びのコツ、ときどきヒゲトークを伺ってきました。

「あくまで“実用”が一番」

サンカッケー デザイナー 尾崎雄飛さん
サンカッケー デザイナー
尾崎雄飛さん

サンカッケーをはじめ、さまざまなブランドディレクションでも活躍。Youtube『尾崎雄飛の洋服天国』も人気。帽子は大好きなアイテムの一つで、所有数は200以上。世界各地のスーベニアキャップから、ジェームス・ロックのキャップという意外なアイテムにも目がない。

帽子とメガネ、時計まで含めてテイスト合わせが楽しい

「僕は目の色素が薄く、とても眩しがり。だからサングラスは、自分を飾るモノじゃなくて実用品。使い続けているうちにメガネを含めて好きなアイテムになりました。」

「あと何においても古いモノが好き。そしてスティーブ・マックイーン好き。ペルソールは彼の愛用品で、セーラーハットも映画で着用してたモノ。どちらもヴィンテージを買い集めています。」

「また着こなしって、テイスト合わせを考えるときが一番楽しい。今日はハンティングジャケットにミリタリーパンツなので、帽子とサングラスは服の色味を拾いつつ、これがいいなと。ちなみに時計までテイストを合わせるのが楽しいので、今日は狩猟用ロレックス。」

「僕も古きよきビギンくんなんで、きっと読者の方ならこういう楽しみをわかってもらえると思います(笑)」

OZAKI’S FAVORITE SET

米国海軍のセーラーハット + ぺルソールのフォールディンググラス

米国海軍のセーラーハット + ぺルソールのフォールディンググラス

ヴィンテージの米軍セーラーハットはレアなネイビーのライン入り。ブリムには昔の持ち主と思われる「SNYDER」のサインも。ペルソールの名作「714」は70sのハバナカラーで、ブラウンのジャケット、ハットのネイビーのラインとも相性がいい。ハット、サングラスともに本人私物。

OZAKI’S ANOTHER SET

ジョージア・オキーフのスーベニアキャップ + アルガのメタルフレーム

「ロゴキャップはブランド名がどーんじゃなく、すぐとわからないアノニマスなモノがいい」という尾崎さん。キャップはジョージア・オキーフ美術館のスーベニア。ちょいいなたい雰囲気に、硬派でシャープなアルガ70sメタルフレームが似合う。キャップ、メガネともに本人私物。

【おまけのヒゲトーク!】
 

サンカッケー デザイナー 尾崎雄飛さん

 

帽子とメガネにヒゲって、ちょっと多いかなと。でも男らしいバランスを取りたいので、1mm程にトリマーで調整してます。僕は髪も、セットするのが面倒だから帽子をかぶるって考えがイヤ。食事会に行くときも、帽子をかぶるときは脱いでもいいように整えてます。

 
※表示価格は税込み


[ビギン2025年6月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。

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