トップスより“頭から”。NEAT・西野さんが考える帽子×メガネの使いどころ【帽子とメガネのお作法】
【“誰でもすぐお洒落♪”な魔法のコンボ】
とかくお洒落は難しい。どうせなら手っ取り早くお洒落になれたほうがよくない? そんなモノグサ型の同胞にオススメしたい、お洒落さんへの近道が「帽子×メガネ」! セット使いすることでグッと玄人感が増すんです(ヒゲもお好みで♪)。「帽子とメガネといえば!」な方々に、重くなり過ぎずに洒落て見える、各人の作法やモノ選びのコツ、ときどきヒゲトークを伺ってきました。
「帽子とメガネはコーデの仕上げ」
ニート デザイナー/にしのや ディレクター
西野大士さん
ご存知、大人気のパンツブランド「NEAT」のデザイナー。帽子 × メガネのスタイルでもお馴染み。ブルックスブラザーズ在籍時、諸先輩にメガネから靴のバックル、万年筆に至るまで、トーンを揃える教えを受けたそう。
その日の装いありきで、帽子とメガネは季節感や素材、色味でバランスをとる
「僕はトップスからじゃなく、頭からがファッションだと思うので、帽子とメガネはコーデの仕上げとして使っています。これがあると締まる、みたいな感覚ですね。
今日なら、春らしいストライプのオックスシャツを軸にしてみよう。じゃあ帽子はニットキャップより軽快で、大人っぽく締まるレザーキャップがいいかな。メガネは、レザーキャップにメタルだとクラシックすぎるから、セルフレームに。」
「あとレザーに対して抜け感のあるクリアフレームだとバランスがいい。サックス × 白のストライプともリンク感があり、仕上げとしていいなと思いました。夏は帽子とTシャツのロゴや、アクセの色味を合わせることも、まとまりよく使えるコツだと思ってます」
NISHINO’S FAVORITE SET
ニートのレザーキャップ + カトラーアンドグロスのセルフレーム
帽子は自身が手掛けるニートから、昨秋リリースしたディアスキン製の特注品で、西野さんも大のお気に入り! カトラーのメガネは映画『キングスマン』のためにデザインされたモデルで、50sUKなスクエアシェイプが印象的。キャップ1万9800円(ニートハウス) メガネは本人私物。
NISHINO’S ANOTHER SET
ポルシェのコーデュロイキャップ + ダンヒルのメタルフレーム
トラッドなポルシェのコーデュロイキャップに、ヴィンテージのダンヒルのメガネはお気に入りの組み合わせの一つ。「クラシカルな親和性がありつつ、ポルシェのエンブレムと、ダンヒルのメタルフレームで、ゴールドの色を拾っている点もポイントです」。帽子、メガネともに本人私物。
振り返ると大学生以来、教員採用面接の日と、結婚の挨拶で妻の実家に行った日以外、ヒゲを全剃りしたことがありません(笑)。僕にとってはヒゲもファッションのようなもの。なのでヒゲも含めて、帽子とメガネと重くなりすぎないバランスをとるようにしています。
※表示価格は税込み
[ビギン2025年6月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。