AI時代もココまで来た⋯⋯キャロウェイの新作こそ正解です

ゴルフブランド「キャロウェイ」のことを、雑誌ビギンがモノ誌の視点で改めて考えました。 1年間72本の連載で、ギア・アパレル・店舗の魅力を徹底解説いたします。これを読んで、いざ今年のゴルフはキャロウェイではじめよう！

[2nd Shot]
AI設計クラブの新時代
新作”エリート”が登場！

2019年にゴルフクラブのフェースをAIが設計⁉と話題をさらったのは「EPIC FLASH」でした。従来のフェース設計は8～10回のテストが行われる中、AIとスーパーコンピューターによって15,000通りの構造シミュレーションを実施。その結果、多くのゴルファーに圧倒的な安定性と飛距離をもたらしてくれました。前作の「PARADYM Ai SMOKE」ではロボットテストの数値ではなく、世界中から集めた25万のリアルなスイングデータをもとにAIが構造シミュレーションをした結果、どのようなスイングでもスピンや打ち出し角を最適に補正してくれるクラブが誕生していたのでした。本作はAI設計の微細な部分まで製品に反映できたことで、なんと！弾道を補正するコントロールポイントが前作の10倍にまで増加したのです！　

Ai 10x FACEで、
弾道を補正するポイントが10倍に増加

エリートの一番の進化ポイントはなんといってもこのフェース。前作まではAIが設計したデザインを細部までスキャニングして、製品に100％反映することは困難でした。今作はソフトウェアを大幅にアップデートできたことで、AIの緻密な設計をフェースデザインに反映することに成功！　その結果、コントロールポイント（フェース上にある、最適な弾道に補正する場所）が、PARADYM Ai SMOKE MAXドライバーと比較して10倍の25,000ポイントにまで増加しています。また、AIにインプットしたリアルなスイングデータも大幅に増やされており、各ポイントにおける補正精度を高めています。このフェースは、コントロールポイントが10倍になったことから、「Ai 10x FACE（エーアイ テンエックス フェース）」と名づけられています。この進化した「Ai 10x FACE」により、前作比較で飛距離が最大8ヤード※1伸び、着弾範囲が最大19％※2狭まる（キャロウェイ調べ）という驚異のパフォーマンスを発揮します！

チタンを扱える３Dプリンターの導入で、
ヘッド形状も大幅進化！

本作からヘッドの試作に、チタンを扱える３Dプリンターを導入したことで、プロトタイプの製作期間が従来の90分の1に短縮することができたんだとか。これにより約75回ものヘッド形状の試作とテストを行うことができ、投影面積が大きく安心感があるものの、空気抵抗を大きく減少させヘッドスピードの向上に貢献するヘッドが誕生しました！
画像上は前作のPARADYM Ai SMOKEの空力画像。ヘッド後部に見える青い色は気流がスムーズではなく、空気抵抗になっていることを示しています。一方、画像の下の本作ELYTEでは、青い色が圧倒的に少なく、空気抵抗が少なくっていることが見て取れます。名器と評判だったPARADYM Ai SMOKEを、本作が名実ともにオーバードライブしてくるくることは明らかでしょう！

ELYTEシリーズは今回紹介したドライバーだけではなく、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンまでラインナップしています。すべてのゴルファーに飛びと優しさを与えてくれる本作をぜひ試してみてください。取材と称して一足先に体験させてもらったビギンのスタッフも大感動でした！

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