ライナー付き3WAYだから毎日着られる！ 1シーズンで確実にモトを取れる3シーズンアウター

気分やトレンド、はたまた気候変動に寄り添っていくなら、1シーズンでモトを取れそうな3シーズンアウターという選択肢も大いにアリ。もし仮に春までの半年間、毎日着用したとするならば……なコスパ計算と一緒にご検討あれ！

失敗できないからこそ“可変型”という選択肢！

名門の一張羅アウターは服好きにとっての4番バッター。でもね、それと同じくらい「毎日着られる」着用守備範囲の広いユーティリティな3シーズンアウターも、ワードローブのスタメンを充実させてくれるはずです。

となると保温力のストライクゾーンが広いアウターに目を向けるべし。例えば「タイオン」のようなライナー付きであれば、冬はドッキング、晩秋はアウター単体、春先はインナー単体でと、登板機会が多ければコスパも優秀、結果的にフトコロ具合もポカポカ♡

顔つきはベーシックゆえグレースーツにも好相性。麻布テーラーのスーツ8万2500円（オーダー価格）、同シャツ1万3200円（オーダー価格）、同タイ6050円（麻布テーラープレスルーム）

いつものコンビニでつい買ってしまうジャンクフードやスイーツを我慢してでも、クローゼットのドラフト1位に可変型3シーズンアウターを考慮しない手は無し！……というわけです。

暖冬の今こそ、越冬は“ライナー付き3WAY”で事足りる。

ドッキング！

左／ビジネスにも馴染む王道のバルカラーコート　右／inもoutもイケる中綿インナーダウン

TAION［タイオン］
CRバルカラーコート

【インナーダウンの名門】
十八番のインナーダウンにTCウェザークロスのコートをプラス。軽く暖かな高品質800フィルパワーのダウンはスナップボタンで着脱でき、コートもそれを考慮したオーバーサイズという、服好き垂涎のハッピーセット。毎日のコンビニ総菜で贅肉を溜めるくらいなら、こんな高コスパな一着を手に取るべし！ 1万9800円（タイオン）

同色のベストはカーディガン感覚で単体使い

ライナーを外してコート1枚でざっくり羽織る

まだまだあるぞ
“ライナー付き3WAY”は、やっぱり名門アウトドアが間違いない！

【定番の防水シェルがプリマロフトインナー付きに】

L.L.Bean［エル・エル・ビーン］
ワイルドキャット3-in-1 ジャケット

定番防水ジャケットにプリマロフト中綿入りのデタッチャブルインナーをドッキング。ジッパーでカップヌードルのように即席で脱着することができ、防水・防風性が欲しいときはアウターのみで、軽やかに羽織りたいときはパーテックス表地のインナーのみでと使い分ければ3シーズン先発OK！ 5万3900円（エル・エル・ビーン）

【フルシームシーリングで急な雨もシャットアウト！】

MILLET［ミレー］
ポベダ3イン1ジャケット

他アイテムと同じように、防水透湿シェルのライナーに中綿入りジャケットをプラスすることで防水透湿と保温力を兼ね備えた一着。中綿のボリューム感がプレーンな防水シェルに温かみのあるニュアンスを生んでくれるため、タウンユースしやすい点もポイント高し。5万600円（ミレー・マウンテン・グループ・ジャパン）

元祖3イン1の名作が5WAYへと進化を遂げた

Columbia［コロンビア］
パウダーケグⅡ リマスタージャケット

’90sに人気を集めた「パウダーケグ」をアップデート。インには中綿を封入したパファージャケットを配し、片面をボアフリースへと変更したことで、街着に馴染むカジュアルさをプラス。おまけにリバーシブルでも着用できる、フライドチキンのようにジューシーなデザインだ。3万7400円（コロンビアスポーツウェアジャパン）

ダウンに比肩する新素材がインサレーションに詰まってる！

Foxfire［フォックスファイヤー］
ウォームフロー3WAYジャケット

日本発のアウトドアブランドによる入魂作は、ゴアテックス ウインドストッパー素材のアウターと、サーモフラッフィなる中綿を封入したコンパクトなジャケットを組み合わせた。帝人フロンティアと共同開発した中綿は、ダウンと同等のかさ高性を誇るシフォンケーキ顔負けのふわふわ素材！　6万9300円（ティムコ）

 
※表示価格は税込み

［ビギン2024年12月号の記事を再構成］スタッフクレジットは本誌をご覧ください。