Oct-31-2024

定番は定番でも、より着こなしに効くものがイイ!

【エル・エル・ビーンなど】丸カブリ注意のフリースは、毛足短めのハーフボタンタイプを!

【エル・エル・ビーンなど】丸カブリ注意のフリースは、毛足短めのハーフボタンタイプを!

NEO定番ライトアウターLOOK
暖冬化が進み、“秋から冬までコーデに効く”ことがアウターの至上命題になった今、一撃必倒の重量級よりフットワークで魅せる軽量級が断然気になる♪
ってことで、今こそ着たいライトアウターの新定番たちを、秋冬のコーデサンプルとともに紹介します。

“丸カブリ”の恐れもあるフリースは……
毛足短めのハーフボタンならすんなり新鮮見え

エル・エル・ビーン ジャパンエディション
山風味が軽減されてる分使い道も多彩に

L.L.Bean Japan Edition[エル・エル・ビーン ジャパンエディション]
ソロン・フリース・プルオーバー

日本の気候や流行に合わせて開発されるジャパンエディション コレクションの一着。通常より細番手のサーモライト糸を使いつつ、裏面に同生地をボンディングすることで柔らかさとハリ感を両得。1万1880円(エル・エル・ビーン カスタマーサービスセンター)

フリースの戦国時代はカブらず被って乗り切るべし

フリースってのは、元々は登山向けウェアとして開発されたもの。それまで主に着用されていた羊毛のセーターと180度違う、保温性に優れているのに雨などで濡れてもすぐに乾くという革新的な機能性!

当時のアウトドア愛好家たちの度肝を抜き、たちまち人気を博しました。そんでもって、そんな魔法みたいな服をアウトドアだけで使うなんてもったいない!ってことで街着としても急速に普及。

今や秋冬の大定番となったわけです。しかしながら人気者の宿命が、カブり問題。特に昨今主流のモコモコ系ジップアップなんて、もうカブるカブる……。

どうせフリース着るならカブらず被りましょ!ってことで推したいのが、毛足短めのハーフボタンタイプ。特段新しいアイテムじゃありませんが、モコモコ系ジップアップが最大派閥だからこそ、こっちのほうが断然新鮮に見えるんですよね。下(写真)のエル・エル・ビーンはその好例。

[Winter]

【ドレスにもカジュアルにもほんのり味付け】毛足長め&フルZIPよりも主張が控えめ

エル・エル・ビーン ジャパンエディション

マッキントッシュのコート18万9200円(ビームスF) エル・エル・ビーンのカットソー5390円(エル・エル・ビーン カスタマーサービスセンター) レミ レリーフのパンツ3万6080円(ユナイト ナイン) ヨークの靴3万6300円(HEMT PR)

ハーフボタンなのに加えて、上身頃から肩、袖まで一枚の生地で仕立てられているうえ、シルエットがゆったりめだから、フツーに着るだけでドレープが生まれ、インに挿してもアウター使いしてもニュアンス巧者に。短めの毛足もモコモコ系より山風味控えめで守備範囲が広そうだし、キレイめからカジュアルまでカバーしてくれる予感♪

米インビスタ社が開発したサーモライト糸を用いた、独自のボンディング・フリース生地のおかげで、下手なモコモコ系より保温性も◎と、防寒着としても超優秀ですよ!

[Autumn]

【お行儀よく衿がピーンと立つ】フリース生地はややハリがあるためキレイにロールオン

エル・エル・ビーン ジャパンエディション

ビーミング by ビームスのTシャツ3960円(ビーミング ライフストア by ビームス ららぽーとTOKYO-BAY店) ビームス プラスのパンツ1万9800円(ビームス プラス 原宿)

エル・エル・ビーン ジャパンエディション

スタイリスト 武内雅英さんが伝授する!
“ハーフボタンフリース”の+α着こなし術

武内雅英さん

【ボタン全留めでタートルニットとして】
「毛足が短い分、キレイめな装いの外しとしても使いやすいと思います。ボタンを上までキッチリ留めればタートルニット感覚で着回せるし、少し開ければインに着たアイテムをチラ見せすることもできる。幅広い着こなしを楽しめる便利品ですね」

エル・エル・ビーン ジャパンエディション

Fleece of Half Button Catalog

高めのネックと真鍮ボタンがアクセント

ウールリッチ アウトドアレーベル

Woolrich Outdoor Label[ウールリッチ アウトドアレーベル]
ポーラテックフリース プルオーバージャケット

米国アウトドア界の名門も、2024年今季はこの古式ゆかしいフリースにお熱。ネックを高めに設定したり、ロゴ入り真鍮ドットボタンを備えたり、2トーンカラーで切り変えたりと、コーデに効く意匠がてんこ盛り。3万5200円(ウールリッチ アウトドアレーベル 代官山)

ストレスフリー♪を極めたハイテクフリース

アンドワンダー

and wander[アンドワンダー]
ウールフリースプルオーバー

ウールを30%混紡した「カラマイ テクニカル ファブリクス」は、柔軟・伸縮・保温・断熱・通気性に優れる秀才生地。アウター使いしやすいリラックスシルエットと、胸ポケに備えられたカラビナ&コードも映えに繋がってます。4万4000円(アンドワンダー)

服好きからも人気の高い自転車ショップとの共作

ブルーラグ × ピルグリム サーフ+サプライ

BLUE LUG × Pilgrim Surf+Supply[ブルーラグ × ピルグリム サーフ+サプライ]
アルファプルオーバー

自転車ショップ「ブルーラグ」とのコラボ。比翼仕立てのボタンフライでミニマルを徹底しつつ、ユルめのシルエットで着こなし自在に。「ポーラテック アルファ ダイレクト」を使用し、軽さと通気&保温性を両立。2万4200円(ピルグリム サーフ+サプライ 東京)

 
※表示価格は税込み


[ビギン2024年12月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。

Begin 2024年12月号

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ずっと着られるライトアウター革命

特別定価850円(税込)

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