特集・連載
8年モノ! ルイスレザーズ ライダースJK ご長寿 傑作モノ図鑑 vol.15
ご長寿 傑作モノ図鑑
機能性に優れ、流行にとらわれることなく使うことのできるモノ。長年にわたって使用することで味が出て、さらに愛着が湧いてくるのが傑作品たるゆえんってワケです。そんな持ち主の愛情がにじみ出たご長寿傑作品をご紹介!
この記事は特集・連載「ご長寿 傑作モノ図鑑」#15です。
8年モノ
No.441V サイクロン
ルイスレザーズジャパン マネージャー
後藤恒明さん
2003年より14年間にわたりルイスレザーズの日本での販売企画に携わる。2017年のルイスレザーズジャパン立ち上げに伴い、ジャパン マネージャーとして活動。
「柔らかくて体に馴染むシープスキンは、
黄金時代を彷彿させる伝統的なレザー」
ルイスレザーズのライダースジャケットの中でも、ライトニングと双璧をなす人気を誇るサイクロン。比較的シンプルなデザインのモデルとして知られ、左胸の斜めのファスナーポケットやウエストベルトなど、独自のディテールがキラリ。コチラはヴィンテージを含めて数々の革ジャンを所有する後藤さんが、ルイスレザーズでシープスキンを復活させたときに、サンプルとして購入したものです。
「動きやすいので店頭に立つときによく着用しています。購入した当時は、取り扱いを始めたシープスキンの経年変化をお客さんに見てもらうためにずっと着用し、多くのお客さんがこのジャケットに袖を通しました」と後藤さんが話すように、軽くて柔らかいのがシープスキンのウリ。
一方で、カサつくこともあり、そんなときはルイスレザーズのアヴィアキット レザートリートメントキットでしっかりケア。「必要に応じてクリーナーで汚れを軽く落とし、コンディショナーを素手でのばして塗り込む」のがコツなのだとか。体に馴染むのも早く、8年間の着用ですっかり体にフィットするようになりました。
しっとりと手に吸い付くような肌触りも最高なシープスキン。柔らかいため、体の動きによって比較的短期間で多数の皺ができる。
ところで、なぜシープスキンなのかを聞いてみると、「ルイスレザーズの長い歴史の中で、ライダースジャケットにはシープスキンが多く使われてきました。そのため、黄金時代のヴィンテージにはシープスキンのものが多数存在しているほど。その伝統的なレザーでもオーダーできるようにオプションとして復活させたのです」との返答で疑問も解決。まさにイギリスを代表するライダースジャケットなのです。
現行品はこちら
No.441V サイクロン
長寿ものと同じシープスキンを採用し、クリックスジッパーでカスタマイズ。
17万3000円
(問)ルイスレザーズジャパン原宿ショップ
☎03-6438-9215
http://www.lewisleathers.jp/
機能性に優れ、流行に捉われることなく使うことのできるモノ。長年にわたって使用することで味が出て、さらに愛着が湧いてくるのが傑作品たるゆえんってワケです。そんな持ち主の愛情がにじみ出たご長寿傑作品をご紹介!
写真/武蔵俊介 文/トライアウト