特集・連載
10年モノ! コールマン ランタン ご長寿 傑作モノ図鑑 vol.7
ご長寿 傑作モノ図鑑
機能性に優れ、流行にとらわれることなく使うことのできるモノ。長年にわたって使用することで味が出て、さらに愛着が湧いてくるのが傑作品たるゆえんってワケです。そんな持ち主の愛情がにじみ出たご長寿傑作品をご紹介!
この記事は特集・連載「ご長寿 傑作モノ図鑑」#07です。
10年モノ
コールマン ジャパン 営業
山中隆司さん
多くの人にキャンプの楽しさを伝える業務を担当。アメリカ好きが高じて、DIYに精通するだけでなく、ランタンやブーツなどの壮大なコレクションを所有する。
「傷や錆が増えることで愛着も倍増。
メンテをすれば半永久的に使えます」
「知人から譲り受けて10年が経ちました。直線的な男らしいフォルムが気に入っています」と山中さんが説明してくれたのは、コールマンのガソリンランタンである335。1976年に製造されたカナダ製のモデルで、オールド・コールマンといえば湾曲したガラスグローブが特徴的な200Aや635が人気ですが、あえて335を探している人も多いのだとか。
その理由は「中型ランタンの中でも明るい点がお気に入り。キャンプの際、一台で大きな光が必要なときに重宝します」という通り、とにかく明るいこと。なにしろ現行のガソリンランタンの中で最も明るいモデルである、ノーススター チューブマントルランタンの明るさに肉薄する350キャンドルパワーを発揮。オールドモデルとは思えないほど高性能なんです。
現行品とはトーンが異なるグリーンと、ロゴマークのレッドとの対比が印象的。長年の使用でできた塗装のはがれや傷、錆が味になる。
「スムーズなポンピングを行うためには、ポンプカップと呼ばれる部品が滑らかに動かないといけないのですが、そのためにリュブリカントという専用の潤滑油で定期的にメンテナンス。また、ガソリンを気化する装置であるジェネレーターは3年前に交換しました」と、現役で使用しているためこまめな手入れは欠かせません。
普段はバーベキューやキャンプなどで使うたびに、虫を取り除き汚れを拭き取る程度。そのため今では傷や錆が増え、ガラスグローブを優しい光で演出するアンバーグローブに変えているため、オールド・コールマンとしての貫録も十分です。半永久的に使えるからこそ、エイジングも魅力的に映るというわけです。
現行品はこちら
ワンマントルランタン 286A
現行のガソリンランタンの中でも、最もベーシックなモデル。1万2800円。
(問)コールマン ジャパン カスタマーサービス
☎0120-111-957
http://www.coleman.co.jp/
機能性に優れ、流行に捉われることなく使うことのできるモノ。長年にわたって使用することで味が出て、さらに愛着が湧いてくるのが傑作品たるゆえんってワケです。そんな持ち主の愛情がにじみ出たご長寿傑作品をご紹介!
写真/武蔵俊介 文/トライアウト