朝の30分で1日中ととのう「ヨガ」とは!? 編集部が体験レポ！

朝の30分で一日中ととのう!?
ヨガの始め方 GUIDE

仕事と家事と育児の三重奏で日々忙殺される編集マスイが、“短時間で整えられそう！”と狙いを定めたヨガと坐禅を体験レポ。各々講師を招き、素人がビギンするうえで心がけるべきポイントをお聞きしました。

「まず身体の“三大だるおも”に効くアーサナ（ポーズ）をマスターしましょう！」

ヨガインストラクター　芳賀佳代子さん

某人気ファッションブランドのプレスとして忙しく過ごしていた最中、心身を健康に保つためヨガと出会う。以降ヨガの思想面にも傾倒し、昨年退社するとフリーランスPR兼ヨガインストラクターとして活躍中。

日々に追われる編集部マスイがレポート！

姿勢と呼吸への配慮がヨガ入門の第一歩

そりゃ朝からランニングすれば健康になるだろうけど、長続きしなさそう……。できればMAX30分くらいで、激しい運動もせず、心身ともにメンテした〜い！　なんて煩悩全開で極ラク朝活なオムテックを調査した結果、見出したのがヨガと坐禅。これなら運動習慣ゼロのモノグサ男子でもビギンしやすいはず♪ 　早速ヨガから体験すべく芳賀さんを訪ねたら、これが知らないことだらけ。

「まずヨガ＝ストレッチと誤解されがちですが、これは少し誤り。ヨガはサンスクリット語で“繋がり”を意味する言葉。本来は身体と心と魂がすべて繋がっている状態を目指す、生活様式そのもののことなんです。よく知られているアーサナ（ポーズ）は、その状態に至るために必要なごく一部の行為」。

「平日、休日問わず起きる時間を統一して、起きたらまず太陽の陽を浴びて、常温の飲み物を飲む……といった具合に、ヨガを実践するためには、本来は生活習慣そのものを見直さなくてはなりません。とはいえハードルを高くしてしまうと毎日続けるのは難しいもの。まずはアーサナを習慣化するだけでも、徐々に心身が整っていく実感が得られると思います」

肩凝りにお悩みなら……“ガルーダ アーサナ”

［STEP.1］左腕を右腕で抱え身体に引き寄せる

［STEP.2］肩周りを伸ばしつつ両手で肩甲骨に触れる

［STEP.3］腕を絡めたまま両方の手の平を合わせる

［STEP.4］軸を意識しつつ脚を絡めれば“ガルーダ＝鷲”に

「身体が硬い人は手の甲を合わせるだけでも十分キク〜」

腰痛にお悩みなら……“アルダマッツェーン ドラーサナ”

［STEP.1］両脚と背筋を伸ばして右膝を両手で抱える

［STEP.2］上半身を右側に捻って左の脇で右膝を抱える

［STEP.3］上半身の捻りを深めて右脚を左側の外にまわす

［STEP.4］右手を左腰にまわし、左手で右脚を掴めば完了

「手が届かなくても目一杯（力まずに）伸ばせば大丈夫」

首の凝りにお悩みなら……“シャシャンカ アーサナ”

［STEP.1］両手で後頭部を抱えて首を前に倒していく

［STEP.2］頭を膝につけるように身体を前に倒す

［STEP.3］膝の少し前に頭をつけ両手でバランスをとる

［STEP.4］頭を両膝煮つけて首を伸ばし、両手で踵を掴めばOK

「頭が膝につけられない場合でも途中まで近づけられれば効果あり」

ってことで伝授してもらったのが上の3つ。それぞれ肩・腰・首という3大凝り部分に効くんですが、身体が硬くて結構キツイ（痛）。「身体を痛めるので最初は完全にマネしなくてもOKですし、大体30秒ほどキープすれば効果は十分。ただ意識してほしいのが“姿勢”と“呼吸”です。頭のてっぺんからお尻までまっすぐ伸ばして鼻呼吸する。これだけ守って根気よく続ければ、身体中の気の巡りがよくなって体調が上向くはずです」

 
※表示価格は税込み

---

［ビギン2024年9月号の記事を再構成］スタッフクレジットは本誌をご覧ください。