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世にネクタイは数あれど、ブルックス ブラザーズの「レップタイ」ほどアメトラというスタイルを雄弁に物語るものは他にない。そのルーツは19世紀に英国の軍隊(レジメント)で使用されていたレジメンタルタイにある。

 

レップタイ

ブルックス ブラザーズはこのネクタイに注目し、1902年にアメリカで紹介したが、その際にひと工夫を加えた。「心臓から剣」という意味を持つ軍隊のストライプの向きを反転させ、「左上がり」にしたのだ。

このストライプは現在でもアメリカのネクタイのスタンダードとなっている。アメリカらしい鮮やかな色使いとたしかな品質によって人気を獲得したレップタイは、アイビールックの代名詞となり、各国の政治家やビジネスパーソンたちをも魅了した。

アメトラの伝統を映し出すネクタイは、今もニューヨークの自社工場で生産されている。

モデル着用/ネイビースーツにサックスのポロカラーシャツ、そして#1ストライプのネクタイ。まさに永久不変の正統アメトラスタイルだ。ブルックス ブラザーズのスーツ9万9000円、同シャツ1万3000円、同タイ1万2000円、同チーフ5000円(以上、ブルックス ブラザーズ ジャパン)

 

ナンバーワン ストライプタイ
#1 STRIPE TIE

ナンバーワン ストライプタイ

数あるレップタイのなかでも最も有名なのがこのストライプ。光沢のある畝織りのシルク地が使用されたレップタイは、独特のハリコシと締めた際の味あるドレープが特徴だ。1万2000円(ブルックス ブラザーズ ジャパン)

 

定番ストライプタイには番号がある

定番ストライプタイ

ストライプには柄ごとに#(ナンバー)がつけられている。この番号は柄の違いを区別するための品番のようなもの。#2:1万4000円、#3〜5:各1万2000円(以上、ブルックス ブラザーズ ジャパン) #10は参考商品。

 

ブルックス流のネクタイの結び方がある

ネクタイの結び方

基本的には通常のプレーンノットと同じだが、最初に首から下げる際、大剣を右肩に掛けるのがポイント。するとノットの上辺のラインがシャツの台衿のラインとぴったり合うとか。ノットはコンパクトにするのが正解だ。

 

着こなしやマナーまで紳士の作法を学べる教科書


アメリカンエリートの知識や心構えを学べる

ジェントルマンズ ブック/GENTLEMAN’S BOOK

米国の生活に必要なマナーや助言、格言をまとめた教本がある。執筆はマナーの権威として知られるジョン・ブリッジズ氏が担当。豪華なレザーの装丁がたまらない一冊は米国製だ。各4000円(ブルックス ブラザーズ ジャパン)

 

※表示価格は税抜き

 


[ビギン2018年6月号の記事を再構成]
写真/上野 敦(プルミエジュアン) 竹内一将(STUH) 文/押条良太(押条事務所) スタイリング/武内雅英(CODE) ヘアメイク/北村達彦 イラスト/TOMOYA

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