ビッグヤンクのワークシャツ
左はアナトミカとの共作。左/2万2000円。中・右/各1万9000円(以上、サーティーファイブサマーズ)

“トレンド”や“最旬”といった言葉には縁遠いかもしれませんが、男の定番品を論じるとき必ず候補に挙がるのが、ワークシャツ。で、このビッグヤンクこそ、その御本尊的ブランドでしょう。

同社の名を聞いた瞬間、通が真っ先に頭に思い浮かべるのが、この“ガチャポケ”という風変わりなディテールなんです。

 

ビッグヤンクのワークシャツ
で学ぶガチャポケ

ガチャポケ

モノ好きがそそられる“ワーク”なアイコン

1919年に創業した米国老舗ブランドの代表作。伝統的意匠が集約されている。

要は左右非対称のポケットを指す愛称なんですが、このアンバランスに見えるポケットこそ、じつは物好きが焦がれるワークシャツの象徴! 丈夫でアクセスしやすくて多目的に使える、という機能性を突き詰めたがゆえに生まれた個性派顔だったんです。

ワークシャツがファッションに根付いた現在、このアンバランス感は“わかってる”シャツの証。

決して大流行アイテムってわけじゃありませんが、やっぱり通が未だに物欲をそそられ続けているのは、ちゃんとしたバックボーンがあるからなのかもしれません。

 

機能美を生んだナイスアンバランス

コンビニエンスポケット

多用途なコンビニエンスポケット

湿気を防ぐマチ付きの多目的ポケットは、時期によって形状が微妙に異なる。コチラは、同社が1940年代に採用していた有名な通称“山ポケ”。

 

ペンポケット

ステッチでスペースを設けたペンポケット

深さのある右ポケットには、ステッチワークでペンポケットも完備している。隅に補強のカンヌキステッチが施されているのも“ワーク”の証。

 

※表示価格は税抜き


[ビギン2018年6月号の記事を再構成]
写真/大嶽恵一 文/いくら直幸 吉田 巌(十万馬力) 秦 大輔 星野勘太郎 伊藤美玲 礒村真介 桐田政隆 黒澤正人 今野 壘 黒澤卓也 栁澤 哲 スタイリング/武内雅英(CODE) ヘアメイク/北村達彦 イラスト/TOMOYA daisketch

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