’70年代の名作ティソ「PR516 クロノ」がさらに洗練顔になって復活！

夏のボーナスで買う？ 手巻きクロノのエントリーとして推挙

1965年に発売され、50か国以上で打ち出された広告キャンペーンが功を奏してブレイクしたティソ（TISSOT）の傑作「PR516」は、耐衝撃性と防水性を備えたエレガントな3針式スポーツウォッチでした（「PR」とは「Particularly Robust＝特に頑丈」や、「Precision and Resistance＝精度と耐久性」という意味が込められたもの）。また、そのクロノグラフ版として1970年に投入された「PR516 クロノグラフ」は若々しくアクティブな姿で多くのファンを魅了し、’70年代のティソを象徴する存在にもなりました。

今年2月にリリースされた「PR516 クロノグラフ メカニカル」（トップ写真）は、そんな往年の名品「PR516 クロノグラフ」のデザインをベースにしながら、そこにさらなる洗練さを加えてアップデートが図られた手巻きモデルです。ブラック×ホワイトのハイコントラストの文字盤＆ベゼルは超スマートな印象で、そこに、ストップウォッチ作動時に機能するセンタークロノグラフ針、30分計、12時間計の各針に取り入れられたオレンジカラー（時刻表示用の針との混同を避けるためのカラーリング）が映えて印象的。で、この色使いなどもオリジナルを忠実に再現したディテールとなります。

このように、元祖モデルの個性はそのままに、さらにモダナイズされた姿となって登場した「PR516 クロノグラフ メカニカル」は、機械式ながらもちょっと頑張れば買える価格設定がウレシいモデル。「手巻き式クロノグラフに挑戦したい」ってな本格時計入門者にもオススメしたい1本です！

ひげゼンマイに「ニヴァクロン™」を採用し耐磁性UP

ケースバックのガラス越しに目の当たりにできるのは、ETAの自動巻きクロノグラフムーブメント「Cal.7753」をベースに、手巻き仕様に改められた「Cal.A05.291」だ。最長68時間のパワーリザーブを誇るうえ、ひげゼンマイに「ニヴァクロン™」（最適な磁気抵抗を可能にする、チタニウムベースの合金）を組み込むことで、磁場の影響を大幅に軽減している。

暗闇でもクッキリ＆明るいスーパールミノヴァ®を導入

バトンタイプの時分針、5分刻みのインデックス、タキメーター記載のベゼルの、それぞれに塗布された「スーパールミノヴァ®」（1993年に根本特殊化学が開発した「N夜光」のうち、ことに光度が高い蓄光顔料）はすぐれた視認性をもたらし、かつ放射能を含まないため、人体に対して安全だ。ちなみに、写真は「PR516 クロノグラフ」のクォーツモデル（下記参照）だが、もちろん、これは「PR516 クロノグラフ メカニカル」にも取り入れられている。

より手軽に使えるクォーツの「PR516 クロノグラフ」もあり！

「PR516クロノグラフ メカニカル」と同日（2024年2月22日）に発売された「PR516 クロノグラフ クォーツ」は、スイス製クォーツムーブメントを搭載し、2時位置に1/10秒カウンター、10時位置に30分積算計、6時位置にスモールセコンドを備える。「スーパールミノヴァ®」採用。ケースバックにステアリングホイールと月桂冠のエングレービング入り。10気圧防水。ケース径40mm。SSケース＆ブレス。全3色展開で、ブラック文字盤（写真左）、およびブルー文字盤（写真中）は各8万2500円、コンビブレスタイプ（写真右）は8万9100円となる。

INFORMATION

(問)
ティソ☏03-6254-5321
https://www.tissotwatches.com

※表示価格は税込み