地下鉄で結ばれた名実一体の一本！ タイメックス×キース・へリングの「Q」

プリントＴシャツ感覚でアートウォッチを集めたいアンドウもとい［TOKIO］がひとりごつ

自分、プリントＴシャツに目がありません。音楽Ｔに特撮Ｔ、タレントＴが大の好物。自意識過剰ゆえ、好きなモノを端的に主張できることに惹かれるもので……。アートウォッチだって同じ。バスキアなら型にとらわれない急進派？ルソーなら純真すぎる天然系？てな感じで、好みで性格まで読み解ける気がするんです。

そんな思いでアートウォッチ収集を始めた私に届いたのが、現代ポップアートの代表格、キース・へリングの腕時計。じつは、へリングは「アートを大衆のものに！」という大義名分を掲げ、米国の大衆腕時計であるタイメックスをモチーフにニューヨークの地下鉄でドローイングした過去があったのです。

まさに＂高くてイイ＂は当たり前、＂安くてイイ＂が至高と考える町中華志向の私にピッタリ⁉　そんなピースフルなタイムピースなら、きっと気分アガるはず♪

ポップなパッケージでギフトにも◎

アートを大衆文化にしたキース・へリング

NYの地下鉄に実際に書かれていた!!

【ひとりご通信】
話し足りなくてごめんネ

ファッションデザイナーのマルコム・マクラーレンによるヒップホップアルバム『ダック・ロック』をご存知？　ヒップホップ開拓を後押しした本作ですが、そのパブリックイメージを作った作品でもあります。その音楽性は、サンプリングでアフリカやラテンのワールドビートなどを縦横無尽に取り入れたスタイル。マイノリティな音楽ジャンルをオーバーグランドに押し上げた本作は、アートを通してLGBTの認知度向上を努めたへリングに近いアティチュードを感じざるを得ません！　解釈違いでしたら頭を丸めます。俺がマルコメくんだ、と。ですが、ぜひ一聴してみてください！

（問）ウエニ貿易
☎03-5815-3277

※表示価格は税込み

［ビギン2024年2-3月号の記事を再構成］スタッフクレジットは本誌をご覧ください。