ループウィラーのスウェットシャツで学ぶ! 米(ベー)シックディテール用語
たとえば選手名やルールを把握しながら観たほうがスポーツを楽しみやすいように、ファッションだって物に秘められたこだわりを知れば知るほど面白くなるはず。ってことで、今までベーシックすぎてつい知ったかぶりしがちだったアメカジ定番品目であるスウェットシャツのディテールを、その道に長けたループウィラーを教材に解説します!
ループウィラーのLW01で学ぶ、ディテールの名称と役割
創業時から継続展開される看板スウェット
1999年の設立時からアップデートを繰り返して作り続けられるロングセラー。旧式吊り編み機でたっぷり空気を含みながら編み上げた厚手生地は、ふっくら柔らか♪ 1万5000円(ループウィラー千駄ヶ谷)
衿ぐりにつく三角形のパーツ
「V字ガゼット」
耐久性と伸縮性、両方をアップ
1930年代のヴィンテージスウェットにも見られる、衿ぐりにはめ込まれたV字状のリブパーツ。伸縮性を高めて着脱しやすくするために生まれた仕様で、現在ではスウェットのアイコンに。
袖の付け根などに見られる縫製仕様
「フラットシーマ」
肌に当たっても縫い目がゴロつかない
生地同士を最小限に上下に重ね、専用のミシンを用いて4本針でフラットに縫製した仕様のこと。通常のミシンに比べて作業効率は悪いが、縫い目の凸凹を最小限に抑えて快適な着心地に。
縫い目がない筒状の身頃仕様
「丸胴」
縫い目がないからストレスフリー♪
筒状に編み上げた生地を採用した仕様のこと。胴脇に縫い代がないので、肌に余計なストレスがかからず着心地が快適に。スウェット以外にTシャツやニットなどにも同仕様の製品あり。
いくつ知ってた? スウェットシャツのディテール
いかがでしたか? ベーシックアイテムのひとつ、スウェットシャツのディテールを1つでも知っていれば米(ベー)シック一般人、2つ知っていれば米(ベー)シック博士級、3つすべて知っていれば米(ベー)シック王に認定します。
1つもわからなかったら、まだまだ米(ベー)シック通とは言えません! 知ったかぶりで乗り切るのはやめて、復習がてら、もう一度このページをしっかり読み込んでみて。
※表示価格は税抜き
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[ビギン2018年6月号の記事を再構成]
写真/大嶽恵一 文/いくら直幸 吉田 巌(十万馬力) 秦 大輔 星野勘太郎 伊藤美玲 礒村真介 桐田政隆 黒澤正人 今野 壘 黒澤卓也 栁澤 哲 スタイリング/武内雅英(CODE) ヘアメイク/北村達彦 イラスト/TOMOYA daisketch