COOL Begin
Nov-05-2023

職人の後継者不足で絶滅危ぶまれるチマヨベストを逃すな! Begin12月号は現在発売中

現在発売中のBegin最新号12月号は「絶滅危惧服」特集です!

遠い昔、はるか彼方の海のどこかで……(ってこれは某名SF大作のおなじみの始まり方ですが笑)、
銀河系ではなく地球上で、海から始まりあらゆる生命は繫栄と衰退を繰り返しながら命を繋いできました。残念ながら息絶えてしまったり、今もなお存続を懸け闘っているのが、「絶滅危惧種」。
じつは、服にも「絶滅危惧」なアイテムがあるのです!
本場の地で作れなくなってしまうもの、素材の確保が難しいもの、
作り手の高齢化で存続が危ういもの、そもそも数を多く生み出せないもの、
世界情勢が理由で突然買えなくなるもの、、、。
本特集は、そんな希少な服をカテゴリー別に紹介しています!

今回は、後継者存続危機で絶滅危惧種のチマヨベストをちょい見せ!


今なお手織りで作られているチマヨベストのBIGはもう買えないかも!?

リオグランテ峡谷北部を開拓した、スペイン系移民による伝統工芸品。自給自足に端を発する牧羊や紡績、機織りの賜物たる美しい毛織物は、その村の名からチマヨと呼ばれ、こと服好きにベストが愛でられているのはご存知のこと。

「元々女性向けにロングベストが展開されてるんです。それを今の感覚でアウターの上から着たらカッコいいはず」と思い立った、ジャーナル スタンダードのコンセンターを務める松尾さん。ところがいざ探してみると、流通しているのは昔ながらのサイジングばかり。そこでコロナの規制明けを待って渡米することに。

「実際にチマヨ村を訪ねると、状況は想像以上に深刻で。後継者不足に加え、羊毛の枯渇、買い手の減少といった要因で先細りしている現実を目の当たりにしました」

レイニング チャンプのスウェット2万2000円(レイニングチャンプ) トラディショナル ウェザーウェアのパンツ2万5300円(トラディショナル ウェザーウェア ルミネ有楽町店)

主張控えめな“肩だけネイティブ柄”で着回しやすい

オルテガの親類にあたる老舗、センチネラ トラディショナルアーツに、ジャーナル スタンダードがロング&ビッグなサイジングで別注。ネイティブの柄をモダンかつシンプルに効かせ、メタルのコンチョボタンなど垂涎のディテールはそのままに。各8万9100円(ジャーナル スタンダード 渋谷スクランブルスクエア店)

そんな逆風に負けず、松尾さんの熱意が実を結んだオーバーサイズのチマヨが無事にデリバリー。手仕事の温もりが感じられるこの手の服は、今後も稀少性が増すばかりでしょう。でも、だからこそ、やっぱり惹かれるんだよなぁ。

他にも日本製デニムやネイティブアクセサリーなど、職人減少で絶滅が危ういアイテムが登場します。気になる……!という方は、是非Begin12月号を手に取ってみてくださいね。

 

 

●Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/B0CHFDMZ36

ビギン編集部 アンドウ

ネイティブアクセサリーを買おう買おうと思っていてもなかなか手が出ず、気が付いたらこんな値段に!と後悔することが多々あり。推しは生きていいるうちに推せ、の信条のもとネイティブアクセも作家ご存命のうちに手に入れたい!

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