特集・連載
手書きにこだわる“文房具マニア”秋山さんの一生モノ
とことん使える一生モノ また値上げぇ~!?と、こっちが音を上げてしまいそうな昨今の日本経済……。でもしょげてばかりじゃいられない。モノ好き賢者の成功体験を聞きながら、結局得する「一生モノ」をオールジャンルで紹介します。 この記事は特集・連載「とことん使える一生モノ」#26です。
好きが高じて仕事に影響しちゃう人、もしくは仕事が趣味に転じてヌマっていく人、オタクの形は人それぞれ。ヘンタイな偏愛者さんの超マニアックな一生モノをお見せします。
「3D化が主流のなか今でも手書きにこだわっています」―一級建築士 秋山槙之介さん
PCでの作業が主流のなか、指先の緩急で様々な線が描ける芯ホルダーや色鉛筆のような筆記具が僕は好きです。
以前は別の芯ホルダーを使っていましたが、敬愛する建築家がカランダッシュを愛用と知って試したところ、短めなペン軸が僕の小ぶりな手に驚くほど馴染みまして。もう10年以上の相棒です。この先壊れたとしても、同じ物を買い替えながら一生使い続けるでしょうね。
(右4本)三菱鉛筆のユニカラー
(一番左)カランダッシュのフィックスペンシル スタンダード2mm
色鉛筆は作図のイメージに合う色を探し単品で購入。各165円(三菱鉛筆お客様相談室)/ペン軸の短さとアルミ製ならではの軽さがお気に入り。4070円(カランダッシュ)
筆記具なしではとても仕事になりませんね
一級建築士
秋山槙之介さん
大学卒業後、設計事務所勤務を経て、2016年に秋山槙之介建築事務所を設立。プレスルームや個人宅など、手掛けた案件は多数。
※表示価格は税込み
[ビギン2023年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。