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Paraboot パラブーツのミカエル

「トラディショナルというだけが民藝の魅力ではありません」―モギ フォークアート ディレクター テリー・エリスさん

雨がしとしと降るロンドンに住んでいましたが、向こうの天気は急変することがありません。日本では急に激しい雨が降ることが多いでしょう? そこで頼りになるのが、パラブーツのミカエルです。

ノルヴェイジャン製法に加えて、タンが左右のアッパーに繋がった作りだから、水が入ってこないんですよ。あまりに便利なので、色違いで3足持っています。今ではもう必需品。ソールを何度も張り替えながら長く愛用していますが、今履いているこれもそろそろ張り替え時かな。

日本各地で収集したこけしと栃木県の益子

日本で夢中になったものといえば、こけし。宮城県の鳴子温泉の近くに日本こけし館というミュージアムがあり、30年近く前の寒い雪の降る日にここを訪れ、こけしの面白さを知りました。

調べれば調べるほど奥の深い世界で、地域によって系統や作りも全然違うんです。青森のものはちょっとだけアイヌの着物の要素が入っていたりね。違う作家さんのこけしをいくつか並べて、その表情や質感の違いを楽しみながらコーディネートするのもおすすめですよ。

一生モノといえば、“益子”という街とも生涯を掛けて付き合っていきたい。これだけクラフトと結びついた街って、どこにもないですよね。

東京から日帰りで行けるので、窯元や作家さんが今どんな焼き物を作っているのかを、頻繁に見せてもらえる。僕たちからもアイデアを伝えたりしながら、そうして新しいモノが生まれていくのが、楽しくて仕方ないんです。
 

民藝に精通するレジェンドバイヤー

モギ フォークアート ディレクター テリー・エリスさん

モギ フォークアート ディレクター
テリー・エリスさん

ビームスのバイヤーとして長年にわたり活躍。「フェニカ」ディレクターを経て2022年、北村恵子さんと高円寺にショップを開店する。

①パラブーツのミカエル
「日本の気候や文化にジャストフィットする一足」

Paraboot パラブーツのミカエル

30年前からミカエルを愛用するエリスさん。こちらは色違いで3足あるうちの一番新しい一足。「急な天候変化の多い日本では、雨に強いこの靴を履いていると安心。スリッポンとまではいきませんが、脱ぎ履きがしやすいところも日本の生活に合っていると思います」

②日本各地で収集したこけし
「顔も色も模様も異なるこけしはコーディネートも楽しい!」

日本各地で収集したこけし

30年にわたり収集、インテリアとしてコーデを楽しんでいるというこけし。「職人の佐藤康広さんとお会いして世界が広がりましたね。ブルーの“インディゴこけし”は、彼にオーダーして生まれたもの。背の高いこけしは、青森の有名な職人、盛 秀太郎さんの作品です」

③栃木県の益子
「40年間モノ作りをともにしてきたもっとも身近なクラフトの街」

栃木県の益子

最初は興味から、後に仕事として日常的に訪れるようになった益子。手に持ったマグは濱田窯にオーダーした最新作だ。「ハケ目という技法で模様を描いているのですが、ハケ目の施し方と茶色が新鮮。古いモノと新しいモノを同時に見られるのも、益子の魅力です」

[今買うならinfo]
靴/パラブーツを代表するチロリアンシューズ。現行品が7万9200円(パラブーツ 青山店)
 
こけし/写真のこけしはエリスさんの私物だが、ショップではさまざまなデザインのこけしを展開。佐藤康広さん作のこけしが3850円〜。
 
益子(焼)/伝統の登り窯も擁する濱田窯にオーダーしたマグカップが3630円〜(モギ フォークアート)

 
※表示価格は税込み


[ビギン2023年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。

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