特集・連載
人込みでも背負いっぱなしで食べ歩ける、前ポケ搭載「カンガルーデイパ」こそ最強!
旅とカバンと横丁 遠い海外よりも安近短(安く・近く・短く)な国内旅行の機運が高まる今、旅カバン選びもアップデートの時。そして、そのヒントはズバリ「横丁」! 細い路地裏に狭い店内、食べ歩きにも活躍する小さくて使える旅カバンこそ、安近短時代の大正義なのです! この記事は特集・連載「旅とカバンと横丁」#02です。
デイパの機動性を高める“前ポケ”という秘策
早起きして築地の場外市場に来たけれど、相変わらずの活気だね。魚介をはじめ新鮮な食材がよりどりみどりで、絶品の“市場メシ”の食べ歩きを楽しめる。
東京の旅では外せない日本一のグルメ横丁だと思う。で、そんな築地歩きをとことん楽しもうと思ったら、カバンはデイパに限るというのがボクの見解。
業者さんが忙しく立ち回る場所ゆえ、旅行用トロリーを転がすのはNGってこともあるけど、そもそもこういう人込みでは両手フリーで歩けるデイパの恩恵は大。とくに山系のデイパは人間工学に基づいた設計ゆえ、食べ歩きも、人気店の行列に並ぶ際もストレスが少なくていいんだ。
なかでもおすすめは、肩や腰のストラップに収納があるタイプ。このイーグルクリークもカンガルーのポケットよろしく、腰に着脱自在なポーチが付いてるでしょ?
こういう“前ポケ”に財布やスマホを入れておけば、デイパを背負ったまま会計できるし、映える写真もタイミングを逃さず撮影可能。そうだ! さっき食べた海鮮丼の写真、この行列に並んでる間にサクッとSNSにあげとこっかな。
着脱自在のウエストポーチで小物類をまとめて収納!
ぜ~んぶ背負ったままで取り出せるなんて便利すぎない!?
EAGLE CREEK[イーグルクリーク]
エクスプローラー バックパック 26L
付属のウエストポーチのストラップを、背面パネルを通して取り付けられる賢い構造。ポーチ自体も容量1Lと十分な大きさで、まさに“カンガルーデイパ”の模範解答だ。W27×H53×D21cm。2万350円(エイアンドエフ)
クッション材入りのPCスリーブで出張にも◎
ポーチはカラビナと背面のループでしっかり固定
まだある“カンガルーデイパ”
“耐水性”で選ぶなら……
前ポケ数:1(ウエスト:1)
MAMMUT[マムート]
リチウム 25
撥水生地に加え、底には本体を覆えるレインカバーを内蔵。腰ベルトには折り畳み式ポケットがあり、ビローンと引き出すとスマホもラクに収納できる。W30×H61×D11cm。1万7050円(マムートスポーツグループジャパン)
雨天時にすっぽり覆える一体型レインカバーが付属
“耐久性”で選ぶなら……
前ポケ数:4(ハーネス:2 ウエスト:2)
MYSTERY RANCH[ミステリーランチ]
ブリッジャー 35
耐摩耗性の高いボディに、新設計の柔軟性に富むワイヤーフレームを搭載した本格登山用ザックのコンパクトサイズ。ハーネスと腰ベルトに計4つの前ポケを装備している。W31×H61×D30cm。3万7400円(エイアンドエフ)
ボディはリップストップ&バリスティック製とプロも認めるタフさ!
“大容量”で選ぶなら……
前ポケ数:3(ハーネス:3)
AND WANDER[アンドワンダー]
Xパック 40L バックパック
今回紹介した中で最も大容量な40Lサイズ。小物収納のためにポケットを前面に集中させ、なんと雨蓋もフロントバッグとして活用可能。生地は耐水圧に優れたセイルクロス。W30×H58×D17cm。4万7300円(アンドワンダー)
フロントバッグになる雨蓋でさらに容量UP♪
東京・中央区[築地場外市場]
場内市場が豊洲に移転した後も「美味しい海鮮物、グルメを楽しめる食の街」の賑わいは健在。仲卸を経営母体とした小売店など約60店が入店する「築地魚河岸」も新設され、連日早朝から、プロはもちろん一般客や国内外の観光客で賑わっている。
※表示価格は税込み
[ビギン2023年4月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。