2022年に売れた「スニーカー」ベスト5
円安云々の強固な厳しぃ~ディフェンスに屈せず、昨年もビギンは皆さまに賢く&楽しい買い物得ネタを届けてきました。「本当にいるものしかいらない」ってな時代だからこそ、我々の声に耳を傾けてもらいたい。ってことで「2022年に売れたスニーカー」をランキングにまとめてみました。イイトコどりの情報をギュッと凝縮しております!!
1位:ニューバランスのCM996 GORE TEX
ゴア搭載で万能性にさらなる磨きがかかった
パッと見いつもの996なんだけど、サイドには小さくゴアテックスのタグ! 2022年はしれっと防水透湿仕様へ進化を遂げたオーセンティックニューバランスが誕生し、ファンを色めき立たせました。
思えばグレーニューバランスの万能性に頼りきった我々にとって、雨は大敵。「天気が心配だけど、替えもないし」と希望的観測で家を出たら靴下までビショビショに……なんて羽目に遭ったのも、一度や二度ではありませんよね。
厳格なゴア基準を満たすこいつなら、当然そんな心配は不要。さらなるヘビロテを確約してくれた功績に、心からの拍手を送ります(感涙)!
グレーな天候でも♪
1988年生まれの定番、996のオーセンティックな見た目はそのままにゴアを搭載。防水透湿化に成功したのは、ニューバランス史に残る“事件”でした。1万9800円(ニューバランスジャパンお客様相談室)
いつものグレーが実はゴアだとっ!?
2位:ビタミンコンバース
鮮度抜群の80sカラーは栄養価たっぷりでした♡
各方面でニュー・レトロがキーワードに挙がった2022年ですが、“ビタミンC”こと、ネオンカラーのオールスターは絶対にスルーできない一品! てのもレトロスニーカーの王様なのに、鮮烈なビタミンカラーでベーシックコーデを見違えてくれたから。
しかも単なる色遊びでなく、80年代の「ON FIRE COLLECTION」のカラーがベースで、ヴィンテージ色の濃いU.S.オリジネーター仕様ってのも相性ヨシ。まさにお洒落に栄養価た~っぷりのド定番でしたね♡
生成りのソールや綿紐など、ヴィンテージ感漂うU.S.オリジネーターから登場。シックな黒パンツに合わせるだけで、簡単にネオンカラーの甘味が引き立った。各8250円(コンバースインフォメーションセンター)
3位:エア・ジョーダン
ジョーダンが欲しいです……。スラムダンクの映画化も拍車をかけた
ここ数年、ヴィンテージ値が数百万円にまで高騰するほど世界中で人気のエア・ジョーダン。
加えて日本では、エア・ジョーダンの名作が登場する漫画『SLAM DUNK』の映画化が人気を後押し。主人公の桜木花道が、100円で購入したエア・ジョーダン1 レトロの復刻は争奪戦が凄まじかったとか(汗)。
ちなみにスニーカーショップのスキットでならまだ買えるかも!? あきらめの悪い男はぜひ!
あきらめたらそこで試合終了でした
未だ「イカすな それ」なエア・ジョーダン6
花道が履いた赤黒モデルも爆売れ
ナイキ
エア・ジョーダン1 レトロハイOG
桜木花道が履いたジョーダン1と同じ、赤黒配色のレトロ ハイOG。本作はアッパーにエナメルレザーをまとったリミテッドモデルで、存在感抜群! 3万円台はまだ安い!? 3万8500円(スキット)
バスケ漫画のバイブルが待望の映画化
「THE FIRST SLAM DUNK」©I.T.PLANNING,INC.©2022 SLAM DUNK Film Partners
SNS上で多くのファンがストーリーの予想合戦を繰り広げた映画『THE FIRST SLAM DUNK』が、2022年12月に公開。公開2日にして興行収入12億円を超え、大きな話題に。
4位:ビルケンシュトックのアリゾナ
2層構造に進化した定番サンダルの底力
猫も杓子もサステナづく昨今だけど、定番品を永く愛用することも立派なサステナと思うワケで。快足サンダルの定番ビルケンでは、ソールがEVA+ラバーの2層に進化したことで耐久性が大幅アップ。
昨年11月にスティーブ・ジョブズ氏が70~80年代にかけ履いてたアリゾナがオークションに出品され、約3000万円で落札との特報があったけど、コレならリアルに2030年代まで履き続けられそうでしょ。
従来はEVA1層だったソールにラバー層が貼り合わされた「アリゾナ フットボール」。アッパーもホーウィン社のレザーで頑強! 2万4200円(ビルケンシュトック・ジャパン カスタマーサービス)
ジョブズも長年履いた
5位:ブルックスのゴースト 14 ゴアテックス
元祖ゴア×ランシューの最新作にファン殺到
2022年ビギンが推しまくったランシュー専門ブランドの旗艦モデル。これまで3度追加生産し、すべて即完売。姿すら目にできない文字どおりゴースト級の人気が話題を呼びました。
本作はそのゴアテックスバージョン。今でこそ珍しくありませんが、ゴアテックスを世界で初めてランニングシューズに採用したのも実はココんち。いわばゴアを愛し、ゴアに愛された靴。すべてのゴア・ランシューの生みの親、イエェーイ!!
入荷即ゴースト化
抜群のクッショニング感を有しながら、同時に軽量かつ柔軟な衝撃吸収ミッドソールDNA LOFT。コレを100%搭載した「ゴースト 14」が、アッパーにゴアテックスを採用し雨天でもへっちゃらに! 1万8700円(アキレスお客様相談室)
世界で初めてランシューにゴアテックスを採用!
1980年にブルックスが発表したモデル「ハガーGT」。世界初のゴア搭載ランシューで、以来ゴア社との密接な関係が続いている。
吹きムラ&無駄がない特許取得の噴霧技術「DFNS」
靴を雨、汚れから守る撥水スプレー、DFNS(ディフェンス)。水ベースの化学物質フリーな撥水剤で、プッシュ中に細かい霧を無制限に噴射する噴霧技術により、素早くムラなく撥水膜を張ることが可能。
しかもガス式と違い、最後まで無駄なく使い切ることができる、まさにフードロスならぬリキッドロスを防ぐ時代の申し子。某大手スポーツブランドがこぞってコラボを猛プッシュ〜! してくるのも頷けます。
最優“シュ〜”賞
ザ・ノース・フェイスなど名門ブランドも、ここのサステな技術に共鳴し、コラボ製品を発表。シューズ用2530円のほか、アパレル用も揃う。(DFNS dfns-jpn.com)
※販売状況は22年12月時点の情報です。
※表示価格は税込み
[ビギン2023年2・3月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。