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POST O'ALLS ポストオーバーオールズのフレンチチャイナジャケット

「袖を通した瞬間、出逢った頃のワクワクが蘇った!」
シップス 銀座店 雨宮教夫さん

30年ほど前、銀座店にポストオーバーオールズのファーストコレクションが入荷したときの衝撃は忘れられません。「古着で入手するしかなかった米国ワークそのものじゃん」って。

すぐにドハマりして、一通り買い漁りました。そして15年ぶりかな? 今また自分のポスト熱が再燃してきて、そのきっかけがこの一着です。

元々この手のトグルボタンものはずっと欲しかったんです。でも、よくあるマオカラーのものはオリエンタルすぎて難易度が高い。その点、中国系移民が仏国内で着用していたとされるフレンチチャイナは、丸みのある衿などフレンチワーク的な味付けが効いていて、袖を通しやすいんですよね。

実はポストがこのジャケットを出すという噂を耳にしたのと同時期に、デッドストックのフレンチチャイナを入手していまして。そうした偶然にも縁を感じ、即購入。といってもウチではこのジャケットを買い付けしていなかったので、焦って探したんですけどね(笑)。

一通りのワークウェアを見てきた自分にとって、トグルボタンのインディゴ服には新鮮なワクワクを覚えます。一方で衿型やポケットには往年のワーク服的アレンジがなされ、挑戦もしやすい。

私は同素材のパンツにクリースを入れ、シャツ・タイ&ドレス靴を合わせて、スーツ感覚で着崩すのが好み。今では銀座店にも並ぶようになり、新定番として大好評です。

POST O'ALLS ポストオーバーオールズのフレンチチャイナジャケット

POST O’ALLS[ポストオーバーオールズ]
フレンチチャイナジャケット

写真は2021年に購入した雨宮さんの私物で、初代のモデル。今秋より本場上海職人謹製の魅力的なトグルボタンへとアップデートされたため、そちらも狙っているとのこと。3万9600円(ポストオーバーオールズ中目黒)

シップス 銀座店 雨宮教夫さん

シップス 銀座店
雨宮教夫(あめみやのりお)

1954年生まれ。シップスの前身ミウラ&サンズ時代から現在の勤務先である銀座店まで、接客歴約50年のレジェンド。特にアメカジに精通し、服飾歴に裏打ちされたミックススタイルは、SNSでも注目の的。

 
※表示価格は税込み


[ビギン2023年1月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。

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