特集・連載
半世紀以上愛されるにはクオリティの裏打ちがある
超アウターブランド大研究 最先端スペックを搭載した超機能派から一生着られる永久不滅の超クラシック、思わず値札二度見の超コスパな一着まで、“超”一流のアウターばかりを100ブランドから厳選して徹底研究。これさえあれば、もうアウター選びで悩まない、疲れない、オロオロしない。なんせ物価高でイヤになっちゃうよ……な冬ですからね、一番大事なアウター選びは絶対に失敗させません! この記事は特集・連載「超アウターブランド大研究」#21です。
一生モノのスタジャン【バーシティジャケット】
ユーソニアングッズストア 髙梨さん・談
ひと昔前は当たり前にありましたが、工場の閉鎖や海外移転が相次ぎ、今や非常に希少な存在となった、本場米国製のスタジャン。なかでも家族代々で正統なスタジャンを継承しているのがセトルマイヤーズです。
前身「ネルソンズ」時代を含めると、60年代から続くポートランドのブランドで、地元学生のチームジャケットや退役軍人向けにジャケットを作り続けています。地域の繋がりも強く、メルトンは同郷のペンドルトン製。
味わいと保温性に優れたウールボディはやや毛羽立ち、プレミアムレザーのアームも経年変化で柔らかく馴染んできました。防風性を高めたライニングの作りも素晴らしく、まさにアメリカを体感できる本物のスタジャンです!
ユーソニアングッズストア ディレクター
髙梨祐人さん
「信頼のペンドルトンウールをリアルアメカジで味わえる」
【3年モノ】
SETTLE MIER’S[セトルマイヤーズ]
バーシティジャケット
スタジャンとは和製英語で、米国ではアワード、バーシティジャケットなどと呼ばれる。出自は野球の投手が肩を冷やさないよう生まれた、ウール×レザーアームのブルペンアウター。その後高校や大学に広がり、チームのマスコットや、優秀な成績に与えられる褒賞をシニールで加えていく、勲章的なジャケットとなった。
豊富なカラバリで自分好みの一着を
[セトルマイヤーズの次なる一手]
都会的に着られるブラック1トーン
SETTLE MIER’S[セトルマイヤーズ]
オールブラックバーシティジャケット
上は髙梨さんが個人オーダーしたもの。今季は同店がオーダーしたブラック1トーンの一着が買える。日本人が程よくゆったり着られるシルエットも◎。こちらもペンドルトンウール。7万8400円(ユーソニアン グッズ ストア)
米学生を支える不変のスタジャン
SETTLE MIER’S[セトルマイヤーズ]
Since 1990 アメリカ
60年代に創業したネルソン ジャケットを受け継ぎ、創業者の孫にあたる兄妹がセトルマイヤーズとして展開。今も地元ポートランドでアワードジャケットとシニールを作り続けている。
※表示価格は税込み
※私物の掲載アイテムは、現在発売している商品と異なる場合がございます。
[ビギン2023年1月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。