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DENIME ドゥニームの220A XXモデル

デニムへの愛ゆえに復活した80年代の伝説的名作
ドゥニームの220A XXモデル

えぇっ! ウエアハウスがドゥニームを正統伝承!?と聞けば、デニム好きは心中穏やかではいられないはず。

通のみぞ知る話ですが、80年代前半に消滅した日本のセルビッジデニムを復活させ、ヴィンテージ“XX”さながらの色落ちをするジーンズを再興したのは、ドゥニーム設立時のデザイナー・林 芳亨氏。88年に誕生し、深い藍色でゴワゴワと硬いそのリジッドデニムは、90年代の熱狂的デニムブームを牽引。

いい色落ちを狙って、洗濯せずにゴシゴシ手で擦りまくった人も多いでしょ? 今回ウエアハウスが挑んだのが、そんなドゥニームの最初期レシピのアップデート復刻。

「クラボウ」と共同開発した生地のポイントをまとめると、
①当時と同じ米綿をリング紡績し、
②常温の水で精練することで、表面は濃く染まり中白はしっかり残るメリハリの強い経糸を作り、
③専用色のインディゴでロープ染色し、
④仕上げの草木染めで深みある藍色を強調し、
⑤ムラ糸の特徴がよく表れるよう旧式力織機“GL3”で織り上げる、というもの。

②と⑤の独自アップデートも加えることで、より“あの頃のドゥニーム”らしい表情に仕上げてるんです。
……なんか凄そうだけど、専門用語が多くてついてけない(汗)という人もご安心を。

つまりは、長~く穿けて見事な色落ちをする“日本のジーンズ”の原点にして頂点が復活したってこと。その出来栄えに、一片の悔いなし!!


 

アタリが強く出るようセルビッジの白場を逆綾に

DENIME ドゥニームの220A XXモデル

 

XXモデルの男っぽいストレートシルエットをストーンと再現!

DENIME ドゥニームの220A XXモデル

 

長~~~く穿くとこう育つ!!

DENIME ドゥニームの220A XXモデル

10年以上穿き込んだかつてのドゥニームのデニム。インディゴと白糸のコントラストが美しい色落ち。本作はアップデートしつつ、当時と同じ雰囲気を再現。
 

“藍”深きゆえに

DENIME ドゥニームの220A XXモデル

ブランド休止中だったドゥニームの創業時=1988年の傑作をウエアハウスが復刻。当時御用達だった「クラボウ」と生地を共同開発し、ディテールまで忠実再現しつつも、股上の前後差を調整するなどシルエットは現代的にアレンジ。

なお、上は「いいジーンズは折り畳んだ際の佇まいが美しい」の証拠写真。つまり中心線がブレてないということ。2万7500円。やや細身でテーパードのビッグEモデル「221」も。2万5300円。2月発売予定。

(問)ウエアハウス東京店
☎ 03-5457-7899
https://www.ware-house.co.jp/
 
※表示価格は税込み


[ビギン2023年2・3月月号の記事を再構成]写真/工藤 恒(アルフォース) 文/大内隆史(編集部)

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