特集・連載
パリッパリのゴム引きコットンはどんなエイジングを遂げるの?
超アウターブランド大研究 最先端スペックを搭載した超機能派から一生着られる永久不滅の超クラシック、思わず値札二度見の超コスパな一着まで、“超”一流のアウターばかりを100ブランドから厳選して徹底研究。これさえあれば、もうアウター選びで悩まない、疲れない、オロオロしない。なんせ物価高でイヤになっちゃうよ……な冬ですからね、一番大事なアウター選びは絶対に失敗させません! この記事は特集・連載「超アウターブランド大研究」#14です。
一生モノのステンカラーコート【ダンケルド】
八木通商 大畑さん・談
まだ金銭的に余裕のない20代前半に、“一生モノだから!”と清水ジャンプの決意で購入。ゴム引き素材特有のパリッとした質感に、背筋がピーンと伸びたことを覚えています。
それからはキレイめからカジュアルまで、色々な装いで着用。なかなかクリーニングに出せないので、自宅で水かけて洗ったらポケットが抜けてしまい、結局専門クリーニングに出しました(苦笑)。
ボロボロになった衿も、スコットランドの同社工場に出張した際に交換。今ではパリッとした生地も柔らか〜く馴染んでくれました。
ただ厳かな佇まいが少しも変わらないのは、生地と仕立てとパターンが調和しているからこそなんでしょうね。
八木通商 PR
大畑広志さん
「生地が柔らかく馴染んだ今でも背筋をピーンと伸ばしてくれる」
【20年モノ】
MACKINTOSH[マッキントッシュ]
ダンケルド
ゴム引きコートが誕生した19世紀当時と変わらない製法で作られているのも、ダンケルドが名作認定される要因のひとつ。すべての縫い目の裏側に特殊なゴム糊を塗り、上からテープを貼り、ハンドローラーで圧着させて乾かす。その工程をすべて職人が手作業で行っている、いわばコートの工芸品なのだ。18万4800円(マッキントッシュ青山店)
看板コートは今もなおハンドメイドで
[マッキントッシュの次なる一手]
よりスマートなパターンメイキング
MACKINTOSH[マッキントッシュ]
ニューダンケルド
看板コートが3年ぶりにリニューアル。ダンケルド史上最も美しい立体シルエットに再構築され、ハリのあるゴム引きコットンで仕立てられながら、吸い付くようなフィット感に。19万8000円(マッキントッシュ青山店)
雨ニモマケズな英国紳士のA級コート
MACKINTOSH[マッキントッシュ]
Since 1823 イギリス
化学者チャールズ・マッキントッシュが発明した世界初の防水布、“マッキントッシュ・クロス”を用いたゴム引きコートの製造からスタート。今では英国ダンディズムの象徴的ブランドに。
※表示価格は税込み
※私物の掲載アイテムは、現在発売している商品と異なる場合がございます。
[ビギン2023年1月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。