特集・連載
100年変わらず現役のギアとして愛され続ける理由とは?
超アウターブランド大研究 最先端スペックを搭載した超機能派から一生着られる永久不滅の超クラシック、思わず値札二度見の超コスパな一着まで、“超”一流のアウターばかりを100ブランドから厳選して徹底研究。これさえあれば、もうアウター選びで悩まない、疲れない、オロオロしない。なんせ物価高でイヤになっちゃうよ……な冬ですからね、一番大事なアウター選びは絶対に失敗させません! この記事は特集・連載「超アウターブランド大研究」#12です。
一生モノのハンティングジャケット【マッキノー クルーザー】
フィルソントウキョウストア 玉田さん・談
狩猟を趣味にしていた父が20年前に購入した1950年代製ジャケットを、10年前に譲り受けました。合計するともう70年近く着用されてるヴィンテージですが、さすがは不朽の名ギア。
高密度なバージンウール100%の生地は、幾分すり減ってるし、随所にリペアも施されてはいるものの、いまだに防風性能は健在。現役バリバリで活躍してくれてます。
驚いたのは乾燥する時季でも静電気が生じにくいうえに、毛玉も発生しにくいこと。100年以上基本でデザインが変わらない完成度の高さに加えて、単純に製品としての寿命が長いということも、世代を超えて愛され続けている理由なんだと身をもって知りましたね。
フィルソントウキョウストア ショップマネージャー
玉田裕也さん
「ガチハンターの父より継ぎ足す味出しの鉄壁ウールアーマー」
【約70年モノ】
FILSON[フィルソン]
マッキノー クルーザー
雨の多い太平洋岸北西部の森で働く人々のために設計され、1914年に特許を取得。以来、肉厚堅牢なバージンウール生地や4つのフラップポケット等、100年以上基本仕様を変えず、米国製を貫いている名品だ。その保温・耐久・汎用性で今なおハンター等に愛され、“森のタキシード”とも称される。7万9200円(アウターリミッツ)
カウボーイの心もつかんで離さない!
[フィルソンの次なる一手]
マスタード色が新鮮な森の一張羅
FILSON[フィルソン]
オンブレチェック マッキノー クルーザー
不変のジャケットも、シーズンによっては限定色あり。今季はおそらく史上初となるイエロー系オンブレチェックがラインナップ。定番の赤黒チェックも渋イイけど、鮮度はこっちが◎。7万9200円(アウターリミッツ)
100年以上変わらない“森のタキシード”
FILSON[フィルソン]
Since 1897 アメリカ
ワシントン州シアトルで、ゴールドラッシュに挑む人たちのための衣類メーカーとして設立。質実剛健な製品は現在でもアメリカの森林警備隊やハンター、冒険家などに愛され続けている。
※表示価格は税込み
※私物の掲載アイテムは、現在発売している商品と異なる場合がございます。
[ビギン2023年1月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。