特集・連載
ダウンじゃないからこその3万円台を厳選! 名門のハイテク中綿4選
超アウターブランド大研究 最先端スペックを搭載した超機能派から一生着られる永久不滅の超クラシック、思わず値札二度見の超コスパな一着まで、“超”一流のアウターばかりを100ブランドから厳選して徹底研究。これさえあれば、もうアウター選びで悩まない、疲れない、オロオロしない。なんせ物価高でイヤになっちゃうよ……な冬ですからね、一番大事なアウター選びは絶対に失敗させません! この記事は特集・連載「超アウターブランド大研究」#03です。
ハイテク中綿の魅力は純粋な暖かさのみにあらず、ダウンに比べて懐に温かい♡ってのも見逃せません。名門ブランドのアウターでもしかりで、ハイテク中綿のそれなら3万円台以下で手に入るのです。ここでは、バッチリ高性能&名門の“らしさ”際立つ4着を解剖!
[1]ニューバランス
2レイヤー生地との無敵の快適タッグ!
¥33,000
New Balance[ニューバランス]
MET24 パデッドジャケット
24時間、あらゆるライフシーンを快適に過ごすためのウェアを展開するMET24より、ECWCSモチーフのブルゾン。都市生活での“ちょうどいい”を追求し、プリマロフトを適量で封入。きちんと暖かく、でも暑すぎないため、電車移動もすこぶる快適だ。
表地はナイロンをフィルム加工し、防水・防風性を高めたもの。悪天候に強いのも嬉しい限りだ。(ニューバランス ジャパンお客様相談室)
暖かいのに暑すぎないプリマロフトで都市生活にアジャスト!
靴も服もひたむきに“快適”を追求
New Balance[ニューバランス]
Since 1906 アメリカ
アーチサポートインソールや矯正靴を製造するメーカーとして、ボストンに創業。60年代にカスタムメイドのランニングシューズ製造を始め、その技術を投入した履き心地のよい既製シューズが、70年代にブレーク。近年は快適を追求したクロージングラインも人気だ。
[2]ブルックス ブラザーズ
無骨なミリタリーを洗練のカッティングで
¥36,300
Brooks Brothers[ブルックス ブラザーズ]
オニオンキルティングジャケット
ヘチマやオニオンに喩えられる模様のキルトといえば、ミリタリーライナーの定番。これをブルックス ブラザーズが!?というだけで新鮮なのだが、さすがテーラリングに精通するココのこと、スマートに体に沿う立体フォルムに仕上げているのが面白い。
保温性に優れるハイテク中綿、サーモアの使用が、そのスマートさを後押ししているのは言わずもがな!です。(ブルックスブラザーズ ジャパン)
イタリアはミラノ発。保温性に定評あるサーモア中綿を使用
アメトラのすべてはココに通ず
Brooks Brothers[ブルックス ブラザーズ]
Since 1818 アメリカ
ヘンリー・サンズ・ブルックスによってNYに創業。その息子4人が経営に携わるようになった後年の1850年に現社名となる。歴代の合衆国大統領が顧客に名を連ねる名門にして、アメリカで初めて既製スーツを販売した国民的ブランド。アメトラの始祖といえる存在だ。
[3]エル・エル・ビーン
メチャ軽にして暖かい超高性能パッカブル!
¥34,100
L.L.Bean[エル・エル・ビーン]
ウォータープルーフ・プリマロフト・パッカウェイ・ジャケット
プリマロフトを用いた防寒ウェアを多彩に作ってきたエル・エル・ビーン。その最新形は、NASAが開発した超軽量断熱繊維、エアロジェルとプリマロフトの技術が融合した中綿を搭載。
軽量性はそのままに、従来製品より15%も暖かくなっている。畳んで携行した際にも当然、この軽さが活きるのヨ。(L.L.Beanカスタマーサービスセンター)
NASAの技術を融合したプリマロフト・ゴールド・ウィズ・クロス・コア搭載
永久不滅のアウトドア名品が揃う
L.L.Bean[エル・エル・ビーン]
Since 1912 アメリカ
創業者のレオン・レオンウッド・ビーンが、ハンティングシューズ(通称ビーン・ブーツ)を開発したことに端を発するブランド。カタログに注力してシェアを伸ばした。1944年登場のボート・アンド・トートは、今なおメイン州の工場で生産。変わらぬ人気を得ている。
[4]アーミーツイル
作りはタフに顔はクリーンに。そして着心地はライトに!
¥38,500
ARMY TWILL[アーミーツイル]
プレーンパディングコート
スウェーデン軍M90&米軍ハッピージャケットのディテールをミックス。アーミーツイル定番のざっくりとしたポリエステルコットン生地で仕上げたこちらは、中綿に中空の繊維構造を持つ、サーモライトを採用。
この中綿は繊維内に空気を含むため保温性に富み、読んで字の如く軽量性にも優れる。ヘビーデューティな風合いでいて、着心地はライトってのが最高でしょ? 3万8500円(グーニー PR)
気孔を備えた繊維構造を備えるサーモライトが、軽くて暖か~い♡のキモ
幻のブランドが2020年に復活!
ARMY TWILL[アーミーツイル]
Since 1940s アメリカ
ある有名百貨店のストアブランドとして誕生。当時はミリタリーウェアがファッションとして普及し始めた頃であり、名前どおり堅牢なアーミーツイルを使用した製品が人気を博した。古着市場で注目を浴びるそれを、日本でリバイバルしたのが今日のアーミーツイルだ。
※表示価格は税込み
[ビギン2023年1月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。