特集・連載
一見「いつもと一緒じゃん?」と思っちゃう“隠れゴア”こそ無敵なり!
地上最強の靴&カバン 靴とカバンはビギンの得意ジャンルですが、改めて問いたい「今、本当に便利なのってなに?」。名門の傾向を調べ、ビギン目線を加え、熱く提案いたします。常識を捨てて、賢い選択を。デイパも黒じゃなくてもよくない? この記事は特集・連載「地上最強の靴&カバン」#07です。
今、地上最強の“いつもの靴”とは?
日常最強間違いなし!のオールコンディション靴
じつは一見普通に思えるモデルの中に最強クラスのポテンシャルを秘めたヤツが多数あるんです!
例えばニューバランスの傑作、“996”だったり、はたまた外羽根の王道プレーントウだったり、どれも「普通にイイよね」の一言でカタがつきそうなものばかり。
でも、ひとたび荒天・悪路に直面すれば、最強靴としての本領を発揮! そう、これらはすべてゴアテックスを使った完全防水仕様。普段からヘビロテでき、そのまま雨もぬかるみもOKという全天候型のタフな靴なんです。
いかにもゴア! って感じだと晴天ではよくも悪くも目立つけど、日常に馴染む“隠れゴア”ならとにかく出番の多いこと。え?馴染みすぎで履いてて自分で忘れそう? まぁ、その辺はゴ愛嬌ってことで♡
[その称号は伊達じゃない!]
そもそもテストの厳しさで知られるゴアテックスだが、シューズではそれがさらに顕著に。足全体を覆うブーティ構造で成り立つ防水は、ほんの少しの綻びでも機能が果たされない。それを完璧にクリアしたものだけが、ゴア仕様を名乗れるのだ。
よくいる!? 趣向&嗜好は真逆だけど仲よしな2人がリコメンドします♪
左/通称【ドレス君】丸ノ内 勤さん(28)
迷えるビジネスマンの「仕事探し」はお手の物。一流人材派遣会社に勤務。スーツを愛する洒落者で、タブレットを駆使しスマートに仕事を遂行。ちなみに、夜のナンパもスマートだ。
右/通称【レジャー君】青空 渡さん(29)
タフで機能的なモノを愛する、キャンプ大好き男子。とくに使い心地にはウルサイ。SNS好きな嫁に映える写真を撮らせてあげるためにも、週末はフィールドへ。サウナも大好き。
パッと見、コレらがゴアテックスとわかりますか?
普通のローファーが
ASICS RUNWALK[アシックス ランウォーク]
天然レザーのローファーもゴアテックスで防水・透湿仕様に。ビジネス対応の正統顔ながら、ヒールには衝撃緩衝機能GELを、中敷にはクッション性の高いオーソライトを使用。しっかりグリップ&屈曲するラバーソールで、走れるほどの快適さ。2万6400円(アシックスジャパンお客様相談室)
普通のNB996が
New Balance[ニューバランス]
スエード×メッシュコンビの表情そのままに、ゴアテックスブーティとサイドもボディ一体型のタンの採用で水の浸入をしっかりガード。オンロードのクラシックモデルでゴアテックスは初、しかも永世定番の996というのが最高すぎます! 1万9800円(ニューバランスジャパン お客様相談室)
レジャー君の意見「安心感抜群の正当なカジュアルもじつはゴア〜♡」
「鉄板ニューバランスを履いたときに限ってにわか雨!? でも、大丈夫。普段履きの安心感が違います!」
スティル バイ ハンドのシャツ2万4200円(スタイルデパートメント) デサント ディーディーディーのパーカ1万2100円(デサント ブラン 代官山) ア ボンタージのパンツ2万2000円(ブリックレイヤー)
普通のプレーントウが
nanamica×REGAL[ナナミカ×リーガル]
サドルシューズのラストを基に、日本人の足にマッチするやや幅広のフォルムで仕上げたミリタリーライクな一足。グッドイヤーウェルテッドの正統派、なんだけどハイテクなゴアテックス採用というギャップがハイセンス。まさにモダンクラシック! 5万3900円(ナナミカ 代官山)
普通のサイドゴアが
SPINGLE Biz[スピングルビズ]
撥水性のカウレザーを使い、自社のサイドゴアの中でも中間のハイトで着脱しやすさと上品な見栄えを両立させたミッドカットモデル。天然ゴムのソールはクッショニングも完璧で、ゴムマチ部分は水を通さない二重構造になっている。2万8600円(スピングルカンパニー東京企画室)
普通のトレランシューズが
MERRELL[メレル]
アクティブ派にファン多数のトレラン、“ノバ”シリーズのハイスペックモデル。高通気性のメッシュアッパーは防水ながらゴワつきもなし。反発弾性の高いEVAミッドソールとビブラム製の特注ソールで走破性への安心感も言わずもがな! 1万5950円(丸紅フットウェア)
ドレス君の意見「トレッキングモデルもオールブラックなら通勤もあり」
「オフロードモデルは用途が週末に限定されがち。でも、それがシックなオールブラックなら軽めのビジカジだって全然イケる! 意外とフォルムのクセも控えめで、ジャケパンとも好相性。」
普通のクラークス「トレック」が
CLARKS ORIGINALS[クラークス オリジナルズ]
英国の名門から近年続々登場しているゴアテックスの防水スエードモデル。誕生から半世紀と少しが経ち、ついにデザートトレックも仲間入り。ヒールにはトレックマンのエンブレムが反射材であしらわれ、シューレースにはリフレクター が。3万3000円(クラークスジャパン)
※表示価格は税込み
[ビギン2022年11月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。