特集・連載
“本気の磨き”タンブラーは家呑み酒を格上げする一生モノ!?
コスパ最強の家呑みナビ 怒涛の物価高に加え、円安による追い打ちで、家計がピンチ。うっかり外食が続いてしまうと、懐だけでなく健康もピンチなわけで。でも、価格もカロリーも高くつきがちな外呑みを、家呑みに変えれば解決。ハイコスパな家呑みを考えました! この記事は特集・連載「コスパ最強の家呑みナビ」#07です。
プロ太鼓判のカクテルツールファクトリーに直接取材!
贅沢な家呑み時間には美味しいお酒が必須。普段飲んでいるお酒を注ぐだけで風味アップ!? と話題の「バーディ」を直撃しました!
自動車産業の世界的拠点・愛知県豊田市で自動車部品製造に携わる横山興業が、2013年に立ち上げたファクトリーブランド。部品製造で培った研磨技術とクラフツマンシップを活かし、モノによっては半年~1年待ちという人気っぷりだ。
いつものお酒が美味しくなるグラス!?
滑らかな口当たりを追求した注ぐだけで旨い器!?
いつものお酒なのに、他で飲むのとは違う極上の一杯を味わえる。そんなウマ~い話を叶えてくれるのが「バーディ」です。
愛用者であるBar Thistleの吉田さん曰く、「作り方がシンプルゆえ味がダイレクトに伝わるハイボールや水割りも、バーディのグラスに替えるだけで飲みやすさが格段に上がる」のだとか!
その秘密は、自社で長年続く自動車部品の金型研磨技術を生かした0.1ミクロン単位の微妙な研磨によるもの。あえて容器の内側を磨き切らずに微細な凹凸を残すことで、雑味を軽減&まろやかな口当たりが実現するのです。
しかし、磨きのプロによる本気はここから。研磨剤には、通常ステンレス製品の研磨には使われないダイヤモンドペーストを使用! これにより、下の写真のAfterのタンブラーのように、内側が美しい鏡面になるってわけ。
全面滑らかに仕上がったタンブラーにお酒を注げば、炭酸は驚くほど刺激を残し、ビールの泡はリッチに♡ 一度試したらもう他には戻れない、一生モノのタンブラーといえるでしょう。
計算し尽くされた達人技がいつものお酒を抜群に美味しくします
[ナビゲーター]
Bar Thistle(バー シスル)オーナー バーテンダー 吉田俊也さん
オーセンティックバーなどで11年半の修業の末、2019年に独立。「Bar Thistle」を名古屋の伏見エリアにオープン。各地から名バーテンダーを招きイベントなどを企画している。
0.1ミクロンの研磨技術がプロをも唸らせる一杯に
Birdy[バーディ]
スパークリングタンブラー
内側に細かい凹凸を縦方向に残すことで、隙間に泡が入り込み炭酸本来の発泡性をキープすることが可能。ビールの泡はクリーミィに、炭酸は穏やかな泡立ちになり、やわらかい舌ざわりを堪能できる。Φ8.3×H10.5cm。約440ml。9900円(横山興業)
こちらは水割りにおすすめ
Birdy[バーディ]
ブレンディングタンブラー
横方向に研磨することで残した凹凸により、液体を混ぜた際に微細な空気を発生させ、アルコールと水が素早く馴染む仕組みに。数秒混ぜるだけで、家庭でも簡単にまろやかな水割りが出来上がる。Φ8.3×H10.5cm。約440ml。1万120円(横山興業)
“本気の磨き”を見てみたい!ってことで
バーディ ファクトリーに潜入!!
編集部 カザマ「行ってきました~!」
右/カザマ「美味しいお酒になる秘密、教えてください!」
左/横山興業株式会社 バーディ開発責任者 横山哲也さん「ご案内します!」
手作業でしか成しえない繊細な凹凸。グラインダーと呼ばれる研磨機を両手で持ち、足元にあるペダルで製品を少しずつ回しながら、手作業で磨いていく。
これが本気の磨き!
「ダイヤモンドの粉を油で溶いた研磨剤を用いて、一方向に磨きをかけます。コストも時間もかかりますが、これによりやわらかい味わいが生まれるんです!」(横山さん)
ひとつひとつ目視で最終チェック
LEDライトを当て、少しのキズや凹みも許さない。職人自ら確認する、いわば最後の関門だ。
職人さん「内側に少し線があるので、もう一度磨き直します」 カザマ「えっと……見えない……。どれのことですか?(汗)」
※表示価格は税込み
[ビギン2022年10月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。