特集・連載
偉人の一生モノ列伝「先を見据えた男たちの眼鏡」
結局得する「一生モノ」 うまい棒に牛丼、電気代まで値上がりだって!? どうする?どうなる?日本経済、ぼくらの未来。Beginが愛するベーシックな服や靴や小物を見ても、値上がりこそすれ、値下がる気配はありません……。こんな時代に誰がした? 否、こんな時代だからこそ!せっかく買うなら、ず~っと使えて、長~く愛せるモノこそ絶対正義! この記事は特集・連載「結局得する「一生モノ」」#50です。
[歴史的業績の裏には名品あり!?]
政治や文字、アートからデザイン、音楽に芸能などなど、教科書に登場するような偉人が愛した眼鏡をご紹介。今はなき彼らの偉大な功績を称えるとともに、それを支えた名品にも賛辞を。エピソードも伝記レベルな、“一生モノ語り”をどうぞ。
近代建築の礎を築いた
ル・コルビュジエの一生モノは……
Lesca[レスカ]
ラ コルブス
象徴的な眼鏡は、実はコルビュジエ自身がデザインしたもの。その原型をレスカが譲り受け、忠実に再現したのが同モデルだ。フロント全面の角に丸みをもたせて細部のカットを斜めにした、斬新な立体的構造。近代建築の五原則を提唱し、建築の自由度を格段に高めた巨匠ならではだ。4万700円(グローブスペックス エージェント)
キューバ危機を回避した
ジョン・F・ケネディの一生モノは……
American Optical[アメリカン オプティカル]
サラトガ
現存する世界最古の眼鏡メーカーのサングラスを愛用したのは、再度の大戦の危機から世界を救った、ケネディ。国家行事のみならずプライベートのクルーズでも着用し、人気の一本に。吊り上がったブロウラインにボリュームあるモダン、ダイヤのリベットなど、アメリカンヴィンテージの意匠を復刻。3万9600円(ブロスジャパン)
プライベートのクルーズでも着用
ポップアートを展開した
アンディ・ウォーホルの一生モノは……
MOSCOT[モスコット]
ミルツェン
トレードマークの銀髪のウィッグとともに愛用していたのが、ニューヨークの老舗眼鏡ブランド、モスコットのボストンタイプ。縦長で丸みのある特徴的なシェイプに、黄みがかった透明なフレームが実にポップ。「ポップアート」で現代美術の旗手となったウォーホルらしいチョイスだ。3万6300円(モスコット トウキョウ)
テクノロジーに革命を起こした
スティーブ・ジョブズの一生モノは……
Lunor[ルノア]
クラシックラウンド
選択のストレスを減らすために毎日同じシンプルな服装だったジョブズは、ルノアの眼鏡を着用。アンティークをデザインソースにしたルノアのリムレスタイプを愛用し、色やレンズの形が違うものを複数所有していたそう。iPodをはじめとする数々の名機を発明した、慧眼を支えた。3万6300円(グローブスペックス エージェント)
※表示価格は税込み
[ビギン2022年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。