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慶伊道彦さんとGIRARD-PERREGAUX ジラール・ペルゴのトラベラー

「一生モノの基準は自分のスタイルにマッチするかどうか」―Kay Standard Style 慶伊道彦さん

一生モノ? 今までさんざん買い物をして、お気に入りはいっぱいあったけど、酔っぱらって酒場やディスコでいろいろとなくしちゃったな。ただ、このジラール・ペルゴの時計だけは不思議とずっとそばにある。 

買ったのは20代の頃。当時はまだ勤め人で、パリ出張の帰りに飛行機の乗り換えで香港に寄った。そのときふらっと入った時計店でこれに出会ったんだ。

精悍なブラックダイヤルにGMT針など随所の赤が映えていて、格好よかった。価格は給料の何か月分もして、帰国後しばらくは質屋さんの世話になったね(笑)。

買ったときはブランド名さえ知らなかったけど、そのうちにこれが「トラベラー」というモデルだと知った。GMT機能が搭載されていて、12時位置にある小窓に第2時間帯が表示されるのが便利なんだ。

昔から、男の小物は目立たないくらいがちょうどいいと思う。だから、ニットタイは黒が好きで、時計もそう黒い小物って品があるし、スタイリングを引き締めてくれるから。

Navajo Jewelry ナバホ族のジュエリーとCrownClown クラウンクラウンのストローハット

ゴッドトレーディングで買ったネイティブアメリカンジュエリーも黒みがかったターコイズに惹かれたし、クラウンクラウンのハットも黒いリボンで誂えた。

一生モノの基準は、スタイルにマッチするかどうかだね。蘊蓄や価値なんてものには興味がない。だってせっかく買っても、似合わなきゃ意味がないから。この時計はオレのスタイルの一部といえるね。まあ、そのうち酔っぱらってなくしちゃうかもしれないけど。
 

トラッドファッションの生き字引

Kay Standard Style 慶伊道彦さん

Kay Standard Style
慶伊道彦さん(75)

1976年に東京青山で「フェアファクス」を創業。アイビーをはじめとするトラッドファッションに関する博覧強記ぶりで知られる。現在はYouTubeチャンネルの「Kay Standard Style Tokyo」のほか、各種SNSで発信中。

No.1[50年愛用]ジラール・ペルゴのトラベラー
「なんだかんだオレのスタイルに一番しっくりくる」

GIRARD-PERREGAUX ジラール・ペルゴのトラベラー

GIRARD-PERREGAUX[ジラール・ペルゴ]
トラベラー

230年超の歴史を持つ、ムーブメントを自社で開発できる数少ないスイスの時計メーカーの名作。「買った当時はレザーベルトが付属していたけど、もっぱらNATOベルトで着用している。昔ながらの手巻き式と、38mm径の大きすぎないサイズ感もお気に入りだね」。

GIRARD-PERREGAUX ジラール・ペルゴのトラベラー

No.2[20年愛用]ナバホ族のジュエリー
「蘊蓄や価値には興味がない。ただ、シンプルなデザインが好き」

Navajo Jewelry ナバホ族のジュエリー

Navajo Jewelry
ナバホ族のジュエリー

「トラッド服にネイティブアメリカンジュエリーを合わせるラルフ・ローレン氏に憧れて」。ブレスレットはナバホ族のペリー・ショーティ氏の、リングは同じくナバホ族のレオナルド・ネズ氏の作品。洗練された佇まいが、慶伊さんのスタイルに程よく華を添える。

No.3[5年愛用]クラウンクラウンのストローハット
「フォーマルなスーツにもマッチする黒いリボンがポイント」

CrownClown クラウンクラウンのストローハット

CrownClown[クラウンクラウン]
ストローハット

知人の紹介で知ったというビスポーク帽子専門店の作。「黒リボンが主流だった50~60年代のポークパイハットをイメージしたもので、こういう黒リボン仕様はなかなかないんだよね。ボディの素材は、カジュアルにもドレスにもマッチする、ココナッツの葉を採用!」

[今買うならinfo]
時計/70年代モデルは超希少。近年ものはヴィンテージ時計店などで50万円前後。(編集部調べ)
 
ジュエリー/一点ものだが、同アーティストのジュエリ―は恵比寿の名店で購入可能。価格はヒミツ。(ゴッド トレーディング)
 
ハット/同素材は入手困難につき、現状注文不可。入荷を待つべし。価格はヒミツ。(クラウンクラウン)

手放しちゃってとほほ……
60年代のファッション雑誌「メンズウェア」

60年代のファッション雑誌 メンズウェア

今はなきメンズファッション雑誌。60年代のスタイルをベースとする慶伊さんにとっては貴重な歴史的資料で、モノに執着しない慶伊さんとしては珍しく、後悔しているそうな。
 
※表示価格は税込み


[ビギン2022年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。

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