特集・連載
使い古した愛着モノをよみがえらせる「輪廻転生のカリスマ」4人
結局得する「一生モノ」 うまい棒に牛丼、電気代まで値上がりだって!? どうする?どうなる?日本経済、ぼくらの未来。Beginが愛するベーシックな服や靴や小物を見ても、値上がりこそすれ、値下がる気配はありません……。こんな時代に誰がした? 否、こんな時代だからこそ!せっかく買うなら、ず~っと使えて、長~く愛せるモノこそ絶対正義! この記事は特集・連載「結局得する「一生モノ」」#11です。
使わなくなったけど、愛着があって処分するには忍びない。そんな品々は輪廻転生のカリスマを頼りましょう。タンスの肥やしがモノの見事に復活、新たな愛着が芽生えるはず!
1.使い古したリーバイスのデニムがバッグに転生!
リーバイスのアップサイクリング考案者
リーバイス 田 真行さん
もうなかなか穿くことはない。けど捨てられない……。そんなリーバイスが再び日の目を見るのが、ザ リーバイス テーラーショップのカスタマイズです。
「僕たち、テーラーが在籍するテーラー ショップでは、お持ち込みのリーバイスのデニムを使って、トートやクッションなどにカスタムするサービスを行っています。Gジャンとシャツもカスタム可能なので、ぜひ相談してみてください」
ここまで穿き込んだデニムが……
バッグに転生!
リーバイス テーラーショップ
デニム各々の表情を活かして、世界に一つだけのバッグやクッションを作ることが可能。受付店舗は原宿フラッグシップストア、新宿、大阪、福岡天神。対象ストアへの事前の連絡を推奨。4000円~(リーバイ・ストラウス ジャパン)
2.着古したプリントTシャツがバケットハットに転生!
MLB全球場の試合を現地で観戦
チャコール バイヤー 武井 涼さん
ビギンでは何度かお伝えしている輪廻転生のカリスマ、オリジナルチャコール。思い出深くて捨てられないプリントTを、バケットハットにカスタムするサービスが人気ですが、同店店長の武井さんは大の野球好き。例えばMLBのTシャツも各球団の見所を活かしながら、センスよくリメイクしてくれます。
「MLBのTシャツは大好物で腕が鳴る(笑)。着なくなったモノがあったら、ぜひアップサイクルしましょう!」
お気にだけど手放せないMLBプリントTが……
バケットハットに転生!
オリジナル チャコールのバケットハット
もちろんMLB以外のプリントTでもカスタムが可能。ステナイでよかった~な、一軍復帰を楽しんでみよう! お渡しはTシャツの持ち込みから1か月ほど。内径57×H9cm~。各1万6500円(チャコール トーキョー)
3.タンスに眠る革小物が実用小物に転生!
レザー職人歴15年のリメイク達人
ガンゾ本店在籍職人 小平陽介さん
「革は持続可能な素材だからこそ、形を変えても長く使ってもらいたい」。そんな思いから始まったのが革製品のリメイクサービス、リナトゥスです。
「鞄や財布など、使わなくなった革小物をもとに、新たな革小物にリメイクします。例えばコードバン財布(下写真・右)をシューホーンにしたり、味わいのある革の表情を新しい小物に活かせるのも楽しみなんです」。
しかもガンゾ以外のあらゆる革製品を受け付けているってのも、耳寄りなんです!
ずっと使ってなかったバッグや財布が……
実用小物に転生!
ガンゾのリナトゥス
上の小物以外にもポーチや時計ベルトなど、11種のアイテムにリメイク可能。1本差しペンケース/W30×H170mm。4万8400円。ネームタグ/W60×H95mm。5万2800円。シューホーン/W50×H120×D20mm。3万5200円(ガンゾ本店)
4.我が子のランドセルが革小物に転生!
老舗ブランドの熟練ランドセル職人
土屋鞄製造所 西新井工房 工房長 鈴木健太さん
苦労して購入した大人気の土屋鞄のランドセル。卒業後はどう扱ったら……?と悩む人は多いはず。そこで目ウロコなのが、卒業後のリメイク!
「土屋鞄のランドセルを使い、ペンケースとキーチャームを作ることができます。キーチャームはランドセルのベルトを使い、D環もそのまま利用。ペンケースのライニングには、ランドセルに付いていたタグがのぞいたり、思い出深いランドセルをずっと手元に残しておける。親、子を問わず使える点も好評ですね」
6年間の役目を終えたランドセルが……
革小物に転生!
土屋鞄のランドセルリメイク
新たにコバ塗りを施すなど、仕上げの美しさもさすが。他にタペストリーを作るサービスも好評だ。ペンケース/W19.5×H5.5×D4.5cm。キーチャーム/W2.3×H14.5×D1.2cm。ともにセットで1万2000円(土屋鞄製造所)
※表示価格は税込み
[ビギン2022年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。