特集・連載
もはや革靴を超えた!? “ドレ”が“スニ”ーカーでSHOW
スニーカー 新・レトロ主義 コレクターや転バイヤーによる争奪戦が勃発! ネットフリマではショーゲキの高値で落札!? 著名人やハイブランドのコラボなど、スニーカー界のトレンドはプレミアものしか勝たん!状態なようで。もちろん、それが悪いとは言わないけど、前衛的なデザインはちょっと扱いづらいし、投機目的で買うのはロマンがないよなぁ、な〜んて思ったり。そこで、ビギンは誰もが安心して履ける"レトロ"に注目! だってスニーカーって毎日の歩みを支えてくれるものだし、何十年と愛され続ける定番やどこか懐かしい顔のスニーカーが、結局我らベーシック好きのワードローブには一番しっくりくるでしょ? え、レトロって古くさく見えない?的な心配も不要。たとえばレトロな要素をMIXしてモダンな顔つきにアップデートしたり、ソールだけ最新のエアに替えてみたり……。程よく"今っぽい"エッセンスが加えられた「新・レトロ」を選びの基準にすれば、時代も年齢も関係なくず〜っとカッコイイ♪ってわけで、ドドンっといっちゃいましょ! この記事は特集・連載「スニーカー 新・レトロ主義」#17です。
擬態っぷりが半端なく今どきのビズにジャスト
この中に1足だけ本格革靴が紛れ込んでます(笑)
“ドレスニ”って、少し前まで大人顔のレザースニーカー全般を指す言葉だったかと。でも近年は革靴に寄せたデザインが、ものすごい勢いで増殖しているんです。革質や木型も年々“らしさ”を増し、もはや上から見ただけでは、どれがスニーカーで、どれが本格革靴なのか見分けがつかないでしょ?
もちろん履き心地は快適至極で、モデルによって防水透湿性や抗菌防臭性まで確保。ビジネスで頼りになるだけでなく、程よくボリューム感のあるものを選べば太パンなどとの相性もよく、今一番汎用性の高い靴ジャンルと言っても過言ではありません。
ソール交換できないのは難点ですが、紹介したのはどれも手頃な価格(ちなみに右上から時計回りで価格順に並んでます)。寿命を全うする頃には元を取るどころか、それ以上の満足が得られることを保証します!
【本格革靴はコチラ】
非の打ちどころのない正統派の一文字靴
REGAL Shoe&Co.[リーガル シュー&カンパニー]
ストレートチップ
今頁唯一の革靴にして、日本のビジネスマンの足元を固め続けてきた名門のド定番。もちろん本格グッドイヤー製でソールはレザー。長く履くなら間違いない一足。4万6200円(リーガルシューアンドカンパニー)
靴底
トラッドなUチップに最新機能テンコ盛り
MoonStar[ムーンスター]
ジェントリー GE202
「gently」ラインの一足。撥水レザーを甲に使用するほか、本格的な防水透湿性能も備え、銀イオンの抗菌作用で防臭性も高い。靴底には耐摩耗ラバーを使用する。1万780円(ムーンスターカスタマーセンター)
靴底
コイン⇆タッセルの二刀流!?ローファー
CONVERSE[コンバース]
オールスター クップ ローファー
快適な履き心地に定評のある「オールスター クップ」の新作として、タッセルローファーが登場。キルトは取り外し可能で、シンプルなローファーとしても履ける。1万6500円(コンバースインフォメーションセンター)
靴底
スラリとした木型も魅力な次世代ビジネス靴
REGAL[リーガル]
レザー ドレス スニーカー
足馴染みのいいソフトな伊製レザーと、リーガル史上最も柔らかなアウトソールを合わせたプレーントウ。履き口のネオプレーンも貢献し、まさに包み込まれるようなフィット感だ。2万2000円(リーガルコーポレーション)
靴底
ミズノの技を投下した美麗ウイングチップ
madras Walk[マドラスウォーク]
ミズノセレクト ビジネスシューズ MWZ0012A
キップレザーを使った高級感ある外観と裏腹、随所にミズノのスポーツテクノロジーが駆使され、歩行時の足の負担を大幅に軽減。吸湿速乾、抗菌消臭性能なども備えている。2万5300円(マドラスお客様相談室)
靴底
合わせを選ばないクセのないデザインが♡
ASICS Runwalk[アシックスランウォーク]
RUNWALK MB185G G-TX
“走れるドレス靴”として人気のランウォークのプレーントウ。程よくボリューム感あるトウがイマどきだ。ライニングには防水透湿素材の王様、ゴアテックスを搭載。2万6400円(アシックスジャパン お客様相談室)
靴底
お洒落心をくすぐるシングルモンクもあり
[三陽山長]
柔八
木型は三陽山長の傑作木型をドレス二用に改良したもの。ソールには軽量ビブラムを採用し、両足約600gと驚異的な軽さに仕上げている。足あたりも超柔らか。3万6300円(三陽山長 日本橋髙島屋S.C.店)
靴底
荒々しいシボ革が独特のムードを生む
Pantofola d’Oro[パントフォラ・ドーロ]
CLUBHOUSE WEL4
伊のサッカー靴の名門が手掛けたウイングチップ。シボ革でクラシックなムードを高めつつ、どこか軽快に仕上げているのはさすがのセンス。ジャケパンやセットアップにぴったりだ。3万8500円(カメイ・プロアクト)
靴底
● 黒ソールは鉄則
● 程よいボリューム感
● 価格はなるべく控えめに
※表示価格は税込み
[ビギン2022年7月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。