特集・連載
太チノパンは「装飾ランシュー」で即アカ抜ける
スニーカー 新・レトロ主義 コレクターや転バイヤーによる争奪戦が勃発! ネットフリマではショーゲキの高値で落札!? 著名人やハイブランドのコラボなど、スニーカー界のトレンドはプレミアものしか勝たん!状態なようで。もちろん、それが悪いとは言わないけど、前衛的なデザインはちょっと扱いづらいし、投機目的で買うのはロマンがないよなぁ、な〜んて思ったり。そこで、ビギンは誰もが安心して履ける"レトロ"に注目! だってスニーカーって毎日の歩みを支えてくれるものだし、何十年と愛され続ける定番やどこか懐かしい顔のスニーカーが、結局我らベーシック好きのワードローブには一番しっくりくるでしょ? え、レトロって古くさく見えない?的な心配も不要。たとえばレトロな要素をMIXしてモダンな顔つきにアップデートしたり、ソールだけ最新のエアに替えてみたり……。程よく"今っぽい"エッセンスが加えられた「新・レトロ」を選びの基準にすれば、時代も年齢も関係なくず〜っとカッコイイ♪ってわけで、ドドンっといっちゃいましょ! この記事は特集・連載「スニーカー 新・レトロ主義」#11です。
テレコの法則で導いた世界のレトロランシュー
メンズカジュアルの永世定番、チノパンツ。トレンド的には未だワイドシルエットが鉄パンですが、由々しき問題がひとつ。太チノ=昔ながらのワーク服でもあるだけに、合わせを間違えると土臭~い作業着姿に陥りがちなんですよね。あるいは着飾ることに興味のない休日のオッサン姿(←失礼)か。
その点を踏まえて「ちゃんとお洒落」として魅せるなら、加えるべきは装飾性と、パンツとはテレコになるスマートフォルムのシューズ。この条件に合致するスニーカーを調べたところ、レトロなランシュー、しかも少々ニッチな世界のレアモデルが小洒落たスニーカーの宝庫と発見!
スウェディッシュポップなスパルウォート(上写真)なんて、パーテックス素材の好発色がチノパンの足元に薫風をそよがせます。この手のレトロランシューはトウガードやソールでチノの色を拾えるため、意外や合わせやすいのもポイントです!
思い切っていざ、軽さ鮮やかさをプラス!
トラディショナル ウェザーウェアのブルゾン2万3100円(トラディショナルウェザーウェア ルミネ有楽町店) フィリッポ デ ローレンティスのTシャツ1万6500円(トヨダトレーディング プレスルーム) アボンタージのパンツ2万2000円(ブリックレイヤー) オールドソルジャーのキャップ6930円(メイデン・カンパニー)
SPALWART[スパルウォート]
ピッチ
東欧のアーカイブを北欧のセンスで蘇らせたスウェーデンブランド。本別注ではアッパーにアウトドアでお馴染みの薄軽素材パーテックスを採用し、シワの生じる素材の表情が愉しめる。4万9500円(トゥモローランド)
※表示価格は税込み
[ビギン2022年7月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。