特集・連載
加水分解しなかった奇跡の名靴を発掘!? プーマの半端ないヴィンテージ加工シューズ
スニーカー 新・レトロ主義 コレクターや転バイヤーによる争奪戦が勃発! ネットフリマではショーゲキの高値で落札!? 著名人やハイブランドのコラボなど、スニーカー界のトレンドはプレミアものしか勝たん!状態なようで。もちろん、それが悪いとは言わないけど、前衛的なデザインはちょっと扱いづらいし、投機目的で買うのはロマンがないよなぁ、な〜んて思ったり。そこで、ビギンは誰もが安心して履ける"レトロ"に注目! だってスニーカーって毎日の歩みを支えてくれるものだし、何十年と愛され続ける定番やどこか懐かしい顔のスニーカーが、結局我らベーシック好きのワードローブには一番しっくりくるでしょ? え、レトロって古くさく見えない?的な心配も不要。たとえばレトロな要素をMIXしてモダンな顔つきにアップデートしたり、ソールだけ最新のエアに替えてみたり……。程よく"今っぽい"エッセンスが加えられた「新・レトロ」を選びの基準にすれば、時代も年齢も関係なくず〜っとカッコイイ♪ってわけで、ドドンっといっちゃいましょ! この記事は特集・連載「スニーカー 新・レトロ主義」#04です。
デッドストックはもう手に入らない!? もしも“70sスウェード”が発掘されたなら……
これまで数万足以上のスニーカーを撮ってきた担当カメラマンがひと言。「え、デッドストックじゃないの!?」
プーマ自ら手掛ける「ザ ネバーウォーン」は、日焼けしたソールや糊染みなど、ご覧のとおり加工の本気度が半端じゃない! ウエアハウスのジャストレングスデニムやハミルトンのカーキよろしく、買ったその日から経年の凄みを湛え、しかも希少な70年代の目付きタグまで再現してるんです!
1970〜74年まで使われた目付きプーマまで再現!
「スウェード」といえば90年代にビースティ・ボーイズのキング・アドロックが着用しヒップホップカルチャーからストリートに波及したプーマの代表モデル。そんな名作が、それ以前から未使用でストックされていたら……間違いなく加水分解(笑)。
だからこそ、現代のクオリティで迫真のリアリティを備えるこの一足を仮想デッドストックとして手に入れてほしいのです。
もとはクライドというモデル名で展開され、50年超の歴史を誇るスウェード。ビースティ・ボーイズやジャミロクワイらが着用したことで、カルチャーシーンでカルト的な人気に。
現行スペックだけどめっちゃリアルな日焼け顔!
リアルな日焼けが古着な着こなしに◎
PUMA[プーマ]
スウェード ヴィンテージ ザ ネバーウォーン
毛足の長いスエードアッパーと、全体的にヴィンテージ加工を施した一足。シュータン部には1970年代に存在した「目付き」ロゴを採用した。下の「ヴラド シュテンツェル」も展開。各1万3200円(プーマ お客様サービス)
加水分解による黄ばみもこのリアルさ!
※表示価格は税込み
[ビギン2022年7月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。