特集・連載
英国軍士官靴用のミリタリーラストを採用した、ジョセフ チーニーの「キース」
靴&鞄ブランド大研究 “本当に必要なモノ”が明白になったコロナ禍の今だから……、“快適なモノ”しか身に着けたくないストレスフルな今だから……、ちゃんとした背景のあるモノしか欲しくない! というわけで、これから10年廃れない&心地よ~く過ごせる、をテーマに全99の靴&鞄ブランドを徹底研究いたします。 この記事は特集・連載「靴&鞄ブランド大研究」#44です。
快適な履き心地が支持される名門シューブランドの魅力をおさらいするとともに、その持ち味が炸裂した作を紹介。次の10年を託すに相応しい新定番をお探しならコチラをどうぞ♪
【ジョセフ チーニー】の新定番シューズ
士官靴譲りの機能が街でもイイんです
軍由来の屈強靴に惹かれる人におすすめなのが、「キース」です。このエレガントなUチップが? なんて人も多いと思いますが、コイツの木型“4436”は、ジョセフ チーニーが英国軍に供給してきた士官靴と同一。
またシューレースを外すとシュータンが羽根部分と繋がってることがわかりますが、これはホコリや雨の浸入を防ぐ“ベローズタン”というディテールで、昔からミリタリー靴によく採用されてきたものです。
外からは見えないため省くこともできる仕様も忠実に再現。実直に軍用靴を作るここだからこその機能性ってワケなんですね。
JOSEPH CHEANEY[ジョセフ チーニー]
キース
英国軍へ支給した木型にUチップのデザインをのせた。“ベローズタン”というミリタリーを由来とする機能的ディテールを備え、ソールもグリップ力の高いリッジウェイソールだ。各8万1400円(渡辺産業プレスルーム)
ホコリや雨の浸入を防ぐベローズタン
黒もあり
英国靴界のマニュファクチュール
JOSEPH CHEANEY[ジョセフ チーニー]
Since 1886 イギリス
ノーサンプトン州デスバラで創業。今なおカッティングから仕上げのポリッシュまで全工程を自社で行う「PURELY MADE IN ENGRAND」を堅守。
※表示価格は税込み
[ビギン2022年6月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。