特集・連載
スウェットでお馴染みのグレー杢糸を採用したテンベアのモクティ別注トート
靴&鞄ブランド大研究 “本当に必要なモノ”が明白になったコロナ禍の今だから……、“快適なモノ”しか身に着けたくないストレスフルな今だから……、ちゃんとした背景のあるモノしか欲しくない! というわけで、これから10年廃れない&心地よ~く過ごせる、をテーマに全99の靴&鞄ブランドを徹底研究いたします。 この記事は特集・連載「靴&鞄ブランド大研究」#27です。
信頼ある名門は、定番が進化していくものです。そこで時代の変化を感じる今こそ、名門の新定番バッグをチェックしておくべし。この先10年、心地よく使える鞄がこちらです!
【テンベア】の新定番バッグ
味出し&防水というワガママに応えた!
テンベアの人気の理由の一つはエイジングにアリ。デニムのような白いアタリが浮き出る経年変化は、一生モノ好きにはたまらない。そのエイジングを可能にするのがパラフィン加工。
キャンバスにロウを染み込ませたこちらの生地は、エイジングの他にも頑丈さや防水効果も付与してくれるのだ。
スウェットの名門、モクティとの別注トートは、同ブランドでお馴染みのグレー杢糸を使用。このスウェット色、どんな経年変化を楽しめるのだろうか。
パラフィン加工でしっかり水を弾く!
TEMBEA[テンベア]
モクティ別注トート
キャンバス生地にロウを染み込ませたパラフィン加工を施すことで、タフさや防水効果を発揮。他では見られないキャンバス織りのグレー杢が生むエイジングに注目だ。W48×H46×D13cm。3万800円(ユナイト ナイン)
グレー杢のパイオニアをおさらい
スウェットブランド、モクティの母体、新内外綿は1970年頃に米国を視察。ふと見かけたグレー杢スウェットに魅了され、帰国後、試行錯誤を経てグレー杢糸のGR7を開発。これが日本におけるグレー杢糸の基準となった。
用途に合ったトートを多数展開
TEMBEA[テンベア]
Since 2004 日本
バゲットトートをはじめ、野菜や新聞紙など、入れるモノや目的に応じたトートを製作。飽きのこないデザインと経年変化により、使い込むほど愛着が増す。
※表示価格は税込み
[ビギン2022年6月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。