特集・連載
クラシカル顔で現代の装備に進化した! フィルソンのリュックサック
靴&鞄ブランド大研究 “本当に必要なモノ”が明白になったコロナ禍の今だから……、“快適なモノ”しか身に着けたくないストレスフルな今だから……、ちゃんとした背景のあるモノしか欲しくない! というわけで、これから10年廃れない&心地よ~く過ごせる、をテーマに全99の靴&鞄ブランドを徹底研究いたします。 この記事は特集・連載「靴&鞄ブランド大研究」#21です。
信頼ある名門は、定番が進化していくものです。そこで時代の変化を感じる今こそ、名門の新定番バッグをチェックしておくべし。この先10年、心地よく使える鞄がこちらです!
【フィルソン】の新定番バッグ
軽量化しても無骨でいられるワケ
フィルソンの名品として数えられる、オイルドのティンクロスのバッグも、じつは心地よく進化を遂げている。
丈夫で水に強いティンクロスを継承しながら、レザーパーツをナイロンに替えて軽量化に成功。フロントのストラップは開閉容易なフック式、ハーネスと背面にはクッション性と通気性に優れたパッドを備える。
さらにメイン室はPCスリーブ付きで、クラシカルな表情と現代的なディテールを両立。名門の良心を感じさせる新定番だ。
オイルドクロスとレザーコンビの定番が……
クラシカル顔で現代の装備に進化!
FILSON[フィルソン]
オイルフィニッシュ リュックサック
従来レザー製だったハーネスやフラップの留め具などをナイロンに変更し軽量化。中にはPCスリーブも設置し無骨な顔立ちながらも現代的な仕上がりに。W13×H17×D7cm。3万1900円(フィルソン トーキョー ストア)
ハーネスと背面もクッション性と通気性に優れる
ティンクロスのティンって?
米国北西部では過酷な環境下で働くためのワークウェア、バッグの素材のスタンダードとして知られるティンクロス。ティンとはTin(スズ)を指し、缶のように保護機能と防水性に優れるということを意味していた。
ラギッドワーカー御用達
FILSON[フィルソン]
Since 1897 アメリカ
シアトルにて、ゴールドラッシュに挑むためのアウトドアメーカーとして設立。マッキーノクルーザーといったウェアをはじめ、鞄も名品として知られる。
※表示価格は税込み
[ビギン2022年6月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。