タート・オプティカルの魅力を忠実に再現する眼鏡「ジュリアス タート オプティカル」

JULIUS TART OPTICAL【ジュリアス タート オプティカル】

ジュリアス タート オプティカルは、2016年にスタート。1950年代初頭に創業したタート・オプティカル・エンタープライズ社の創立者であるジュリアス・タート氏の意志を継ぐブランドとして、ジュリアス氏の甥であるリチャード・タート氏と、ディレクターを務めるタミー・オガラ氏が創設したブランドだ。

そもそもタート・オプティカルとは、1950～60年代の米国にて一世を風靡したブランド。なかでも代表的なモデルである「アーネル」は、古くはジェームズ・ディーンが掛けていたことで注目を浴び、近年はジョニー・デップも愛用。

そのため、今なおヴィンテージ市場で高い人気を誇り、偽物が出回ることも。そうしたなかで、リチャード氏は、タート・オプティカル社のファクトリーやマーケティングに関わった実績をもち、数多くの資料を保有するなど、ジュリアス氏の意志を継ぐ唯一の存在なのだ。

同ブランドの忠実な再生を行っているのは、実は日本のファクトリー。単にそのフォルムを真似るだけでなく、貴重な資料を基に素材や製法までをも踏襲。

例えば、フロントとテンプルの合口の部分をラフにズラした仕上げや、少し盛り上がったカシメ飾りなど、’50～’60年代の無骨な風合いを見事に表現。つまり当時のデザインのみならず、その雰囲気まで忠実に再現したブランドなのである。

だから本格眼鏡な「ジュリアス タート オプティカル」のポイント

Point 01.’50～’60年代の米国を象徴するアイウェアデザイン
Point 02.過去の貴重な資料を基にした“正統”な復刻
Point 03.鯖江の工場にて職人が丁寧に生産

1.品番 ハーフアイ
サイズ 42□25　価格 3万9600円

《手元を見る姿を格上げするリーディンググラス》
1960年代当時のリーディンググラスを忠実に再現。鼻先にズラして掛け、手元が見やすいよう実用的に設計されている。横長のレンズシェイプや、リム上部のストレートなラインが特徴的だ。

2.品番 AR PL-001U
サイズ 44□22　価格 4万4000円

本ブランドを代表するモデル。こちらはブラウン×クリアの貼り合わせ生地を使い、段落としによりブロウフレーム風に。ヨロイとテンプルのカシメ蝶番も、当時の雰囲気のまま再現されている。

3.品番 リーディング リズ
サイズ 44□22　価格 4万4000円

ウェリントンをベースに、ブロウラインを吊り上げた凛としたフォルムにヴィンテージな雰囲気が漂う。モデル名は、当時ジュリアス氏の右腕として働いていた女性の名前、リズにちなんでいる。

4.品番 AR PL-003Bb
サイズ 48□22　価格 4万1800円

異なるレンズサイズやブリッジ幅で数種類のバリエーションを展開するAR。もっともゆったり掛けられるのが、この48サイズだ。黒×クリアグレイのツートーンが目元を引き締め硬派な表情に。

5.品番 AR PL-002M GOLD
サイズ 46□22　価格 4万4000円

ARの46サイズに、深いデミ柄の生地を採用。ヨロイには16Kのダイヤ鋲があしらわれ、さりげない輝きが高級感を添える。堅牢な7枚蝶番を搭載し、クラシカルな佇まいを後押し。

6.品番 シェーフェアー
サイズ 51□22　価格 4万1800円

少し吊り上がり気味のシェイプで、すっきりとしたウェリントン。ブリッジのラインもクセがなく、スマートに掛けられる。黒から乳白クリアへと変化する、シックなグラデーションもいい。

7.品番 ブライアン PL-007A
サイズ 46□22　価格 4万1800円

ウディ・アレンが掛けていたことで知られるモデル。直線的なブロウラインや、ダイヤ鋲が輝くエッジィなヨロイが重厚な印象だ。天地幅の深いシェイプと相まって、知的な表情を演出できる。

8.品番 カウントダウン PL-011G
サイズ 44□22　価格 4万1800円

エッジィなウェリントンをベースに、サイドを大胆に吊り上げたシェイプが絶妙。幅広のヨロイや立体的なカシメ飾りなど硬派でクラシカルな面もちながら、凛とした雰囲気も兼備している。

9.品番 FDR PL-005C
サイズ 46□22　価格 4万1800円

米国第32代大統領フランクリン・デラノ・ルーズベルトがモデル名の由来に。フラット気味なブロウラインや、3点カシメの施されたヨロイからつながる極太のテンプルが、目元を際立たせる。

10.品番 ホリー
サイズ 54□20　価格 4万1800円

1970年代のテイストが薫る、ナードなアヴィエイター。ツーブリッジやブラウンのグラデーションカラーも、その雰囲気を高めている。大きめのサイズ感なので、カラーレンズとの相性も良好だ。

11.品番 パワー
サイズ 54□20　価格 4万1800円

1960年代後半に製造されたモデル。スリムなラインに、縦幅の深いオーバーサイズのスクエア形というバランス感が絶妙だ。眼鏡としてはもちろん、淡色のカラーレンズを合わせるのもおすすめ。

12.品番 ヒギンズ
サイズ 51□20　価格 4万1800円

細いラインで描かれた、大ぶりのラウンドフレーム。やや横長のフォルムで顔馴染みは良好だ。裏側からクリア生地を貼り合わせたクリスタルグレイの色合いも、ヴィンテージな趣を匂わせる。

13.品番 ハロルド PL-022A
サイズ 45□23　価格 4万1800円

1950年代のリリース時には「P3」の名で親しまれていたモデル。鍵穴ブリッジやヨロイの鋲飾りなど、当時の魅力をあますことなく再現している（クリップオンは別売りで2万3100円）。

ブランドの価値と歴史を今に伝える

写真は、タート・オプティカルの創業者であるジュリアス・タート氏。その甥であるリチャード・タート氏が受け継いだ当時の貴重な資料などをもとに忠実にブランドを再生している。
 

※本記事は『本格眼鏡大全』の抜粋です
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