特集・連載
毎朝混み合う電車通勤はもうウンザリ……電チャ通勤をまじめに考えてみた会議③
いわば“快速”!“走り”も“デザイン”も抜群のe-クロス最高峰の2台!
ハイテク自動車からテスラまで! e-乗りもの大全 これからしばらく“密”はダメです。これからずっと地球温暖化は困ります。どうなっちゃうの~?僕らの未来……。そんな時代をスィ~~~と乗り切るひとつの最適解がe-乗りもの。すなわち、電気の力で走るモビリティです。事実、ここ数年、とくにコロナ禍以降、日本でも電動アシスト自転車や電気自動車の市場が急成長というニュースはよく耳にしますよね? 各メーカーから驚きのテクノロジーを搭載したマシンが続々登場し、一部のモデルは「欲しい!」と思ってもすぐに買えないほどの人気っぷりです。だからこそ今欲しい、e-乗りものを全方位的にご紹介します。 この記事は特集・連載「ハイテク自動車からテスラまで! e-乗りもの大全」#04です。
混雑する電車通勤に変わり注目される自転車通勤。電動アシスト付きの“電チャ”でより楽に始められるんです! でも最近e-バイクなんて言葉も……どれが正解!?を有識者と考えました。
電チャの有識者2人とまじめに話し合ってみた!
代官山モトベロ 店長
村上耕大さん
《e-バイクの聖地代表》
日本初のe-バイク専門店、モトベロの広報と、代官山モトベロの店長を兼任。お店でも優しく丁寧な接客でお馴染みだ。ターンのヴェクトロン S10とスペシャライズドのマウンテンe-バイク愛用。
ライター
増谷茂樹さん
《e-バイクに50台乗った》
自転車をはじめ車、バイクなどタイヤ付きの乗りものが大好物。仕事ではe-バイクで20km移動することも。休日は車に自転車を載せて山へ行き、マウンテンバイクでオフロードを走るのが楽しみ。
ビギン 副編集長
オオウチ
そろそろ電チャ通勤を始めたいビギンの副編集長。
タイプが異なる最高峰の2台も知っておこう!
村上 e-バイクは未経験でも自転車好きなら、e-クロスの最高峰(※1)がいいかもしれませんね。
増谷 たしかに。通勤が楽しくなると思います。僕が一番漕ぎやすかったのがスペシャライズドのヴァド SL5.0。すごく自然に加速してくれて、自転車乗りならきっと気持ちがいいはず!
スペシャライズドのヴァド SL5.0
村上 そうなんですよね。しかも抜群に軽量で、走り出したらいつまでも乗っていられそうな疾走感。大内さんは試乗しましたよね?
オオウチ ついついスピード上げたくなっちゃいますね(笑)。
増谷 個人的にはキャノンデールが一番好き。スタイルもよく、乗り心地もしっかり。
キャノンデールのQuick Neo
村上 ブランドイメージがいいうえ、ボッシュのモーター、アクティブ ライン プラス(※2)がパワフルかつ滑らかにアシスト。自分がパワーアップしたかのような乗り心地が味わえます。
増谷 タイプが違うけどこの2台はホント、通勤快速(笑)。
オオウチ やばい、ちょいお高いけど欲しくなってきた~(笑)。
(※1)e-クロスの最高峰:ロードレースなどプロの世界で活躍する名門も、e-クロスに続々参入。ただ価格はそれなりに高い。
(※2)アクティブ ライン プラス:漕ぐ力を毎秒1000回以上計測してアシストに反映。3.2kgと軽量なのにパワーは最高クラス。
1.アシストなしでも速い最高峰の最軽量
SPECIALIZED[スペシャライズド]
VADO SL5.0
プロの自転車レースでも輝かしい戦績を誇る名門は、前輪とハンドルを繋ぐフォークにカーボンを採用。Mサイズ15.5kgの軽量性を実現した。自社モーターのアシストはパワフルで、力強いサポート感を感じる。56万1000円(スペシャライズド・ジャパン合同会社)
軽々持ち上げて運べる軽量性
2.自分がパワーアップしたかのようなナチュラルアシスト
CANNONDALE[キャノンデール]
Quick Neo
駆動音が静かで、漕ぐ力に対してアシストが滑らかなボッシュ社製のモーターを採用。後輪とフレームの隙間が極限まで狭くセッティングされ、細かな操作にもクイックに反応してくれる。カーボンフォーク採用。重量18.6kg。35万2000円(キャノンデール・ジャパン)
名門ボッシュ社製のモーターを採用
この2台は自転車ツウ納得の乗り味が楽しめます!
村上さん
①軽量性:軽量なほどアシストが利かない高速域でも軽快かつナチュラルで、保管場所への持ち運びも楽。常にバッテリー容量とのせめぎ合い。
②アシスト機能:積んでいるモーターの性格によって、アシストをダイレクトに感じるものからナチュラルなものまでさまざま。試乗して好みを分析したい。
③バッテリー容量:大きなバッテリーを積めば重量は当然それだけアップ。ただし長距離でも余計な心配なくライドを楽しめる。
④プライス:優れたモーターやバッテリー、パーツを使えばコストはウナギ上り。求める性能に見合っているかはお財布事情と相談しよう!
⑤ルックス:バッテリーなどのパーツがいかにスマートに配置されているかは、通勤においても重要。普通のスポーツバイク見えのほうが見栄も張れるでしょ?
※表示価格は税込み
[ビギン2022年4月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。