特集・連載
進化する名門ブランドの「ミライへの布石」聞いてもいいですか?[鞄&小物編]
未来予想図鑑 今回考えるのは「未来」。未曾有のパンデミックもそう、それに伴うステイホーム需要、さらには働き方の改革も合わさって多くのモノがあふれかえっているけれど、実際に必要なのはなんなのよ~!?って迷うじゃん? だから、時代の流行や風潮に流されず、これから本当に必要なものを探るってのが本企画の命題。オールジャンルにて、自信を持って紹介します。 この記事は特集・連載「未来予想図鑑」#09です。
名門=不変ってのは大間違い。不朽の名品を軸に据えつつも、時代に即して進化し続けてるからこそ、いつの世も名門と呼ばれるんですよね。ってことで、ビギンが心酔する名家たちに、ミライへの布石をお聞きしました。
エイジング革小物といえばな名門【ホワイトハウスコックス】
女性スタッフが質実剛健をマイルドに
WHITEHOUSE COX[ホワイトハウスコックス]
スリムウォレット S3271
かつての定番品を女性スタッフの舵取りでユニセックス化。約20%縮小して今にジャストなサイズに改良しつつ、アーカイブから再生したガストンレザー採用で、代名詞のブライドルよりマイルド顔に。W9.5×H12cm。2万8600円(グリフィンインターナショナル)
グッドプライススーツといえばな名門【ザ・スーツカンパニー】
スキンケアしてこそ“装う”が完結!
ANCORA[アンコーラ]
トライアルセット
服を整えても肌が荒れてちゃ台無し!と、同社は’20年スキンケアブランドを発足。国産男性スキンケア製品として日本で初めて世界統一基準のオーガニック認証を取得する本格派。約2週間分の洗顔料・化粧水・乳液セットで3520円(ザ・スーツカンパニー銀座本店)
ザ・骨太鞄といえばな名門【ブリーフィング】
ブランド史上もっともビズにハマる2WAYデイパ
BRIEFING[ブリーフィング]
SW 2WAY パック 16
タフを信条とする同社が極限までステッチを減らしたミニマルデイパを開発。16インチまでのPCやタブレットが同時収納可能なうえ、クイックアクセス力を極めた構造のおかげでよりビズ向きに。W29×H43×D14.5cm。5万2800円(ブリーフィング 表参道ヒルズ店)
愛らしすぎる革小物といえばな名門【フェリージ】
手ぶら・キャッシュレス・オンオフ兼用の三大需要にリーチ
Felisi[フェリージ]
ビギン別注 コロコロネックウォレット
名品コロコロ「3500」の蛇腹構造を継承しつつ、ポケット数を減らして小型化したスマコロこと「1041」。これに革ストラップを付けることで、手ぶら、キャッシュレス化、オンオフ兼用という現在の煩悩を解消。W11×H7.5×D4cm。4万8400円(ビギンマーケット)
トラッド旅カバンといえばな名門【ハンティング・ワールド】
“バチュー”誕生50周年を祝して原点回帰!
HUNTING WORLD[ハンティング・ワールド]
バチュー オリジン1972 ショルダーバッグ
1972年に代名詞の“バチュー”シリーズがデビューした同社。50周年を迎える今季は、初期モデル“バチュー オリジン”のデザインを復活させた特別モデルが登場。定番力は鬼高っ! W40×H25×D11.5cm。16万5000円(ハンティング・ワールド帝国ホテル店)
一針入魂カバンといえばな名門【ポーター】
余剰素材を効果的に使用して質もエコも追求
PORTER[ポーター]
ポーター ビヨンド デイパック
ダウンの軽さ&ボリューム感をモチーフにした新シリーズ。ファスナーには再生ポリエステル素材を、要所のライニングには色の異なる余剰生地を使うなど、物作りの過程で材料ロスの削減にも果敢にトライアル! W31×H50×D15cm。4万8400円(吉田)
アートなカジュアル時計といえばな名門【スウォッチ】
’80年代風味を懐かしくも新しくリバイバル
SWATCH[スウォッチ]
ニュージェント バイオセラミック
創業当初=’80年代の名デザインを、バイオ由来の素材を使って現代へと蘇らせる試みを、今後も継続していく模様。こちらは1984年発売の名作を、マルチカラー針でポップに味付け。クォーツ。バイオセラミックケース。径41mm。1万2100円(スウォッチ)
※表示価格は税込み
[ビギン2022年3月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。