特集・連載
スーツケース選びでチェックすべき“10”要事項とは?
正しい服・モノの選びかた[新ルール][基本ルール] 「正しく服を選べる人になりたい」心の声つぶやいちゃった、みたいで失礼。ただ、このぼやき、あながち嘘にあらず。昨今モノ多すぎ&情報も押し寄せてくる……で、昔以上に正しく服を選ぶのが難しいと痛感したワケです。そこで今回、各ジャンルにて「ここに気をつける」を総点検。基本&新ルールで、わかりやすく解説していきます この記事は特集・連載「正しい服・モノの選びかた[新ルール][基本ルール]」#17です。
スーツケース選びの“10”要事項をチェックインしておさらい
空港や駅でイバリを利かせたければお洒落さは大事。でもそこばかり気にしてると、旅先で痛い目を見るのがスーツケース選びの難しいところ。ここでご紹介の10項目をクリアしたものなら安心。
①ハンドルはグラつかないか?
スーツケースを操る際の手綱となるパーツがココ。グリップした状態で左右上下に動かし、ガタつきのないものを選ぼう。伸縮のスムーズさや、しっかりロックできるかもチェック。
②ハンドルはソフトグリップか?
コロコロ転がしているときはいいが、階段など段差を越える際はギュッと力を込めてハンドルを握ることになる。ある程度ソフトで、ホールド性に優れるグリップがいい。
③機内持ち込みサイズか?
海外に長期間出かけるなら話は別だが、長くても3泊程度の旅が多いなら飛行機内に持ち込めるサイズを選ぶのがベター。空港のチェックインも到着時の行動も格段にスムーズだ。
④コーナーガード完備か?
ぶつけたり、倒したりしたときに、真っ先に衝撃を受けるのがコーナー部分。頑丈な別パーツでガードしてあるものを選ぼう。後々このパーツだけ交換できるかもチェックしたい。
⑤サイドにもハンドルがあるか?
スーツケースを横にして手で持つときに必須のパーツ。重さが一点にかかるわけだから、ガタつきやグラつきの有無、さらに握り心地などについても慎重にチェックしよう。
⑥軽量素材か?
軽さにこだわるならナイロン製のソフトケースを選ぶのが正解だったが、今はハードケースでも写真のリカルドのように頑丈さと軽さを両立したポリカーボネート製も出ている。
⑦TSAロック対応か?
米国の各空港では保安局員の内容物検査がマストなため、スーツケースを解錠状態で預けなければならないが、TSAロックを装備したものなら施錠したまま預けることが可能。
⑧リブデザインが利いているか?
衝撃に強く、傷も目立たないため、外装にリブ状のデザインを施したモデルも多い。こういうタイプは見た目のツール感も増すため、男っぽいスーツケースが欲しい人には好適だ。
⑨4輪駆動か?
2輪だと傾けて移動させなければならないが、4輪はそのままスーッと平行移動するため、楽チン。ただ坂道に置くと滑ることもあるのでキャスターにロックが付いているものを。
⓾キャスターは静音設計か?
早朝や深夜の住宅街では、スーツケースをゴロゴロ転がす音はかなり響く。ご近所に迷惑をかけたくないなら、最近増えている静音キャスターを装着したタイプを選ぼう。
RICARDO BEVERLY HILLS[リカルドビバリーヒルズ]
エルロン ボールト 19インチ
名作「エルロン」の男心をくすぐるデザインそのまま、外装をアルミから軽量なポリカーボネートに換装した新定番。こちらは機内持ち込み可能サイズだ。W39×H53×D23cm。3万9600円(伊藤忠リーテイルリンク)
Q.収納のコツは?
A.4分割の法則で重心を下部に安定!
ホテルで開けたら荷物がグチャグチャ……。こんな惨劇を避けるには、「軽いものはハンドル側、特に蓋側へ。重いものはキャスター側、特に底側へ」を意識すべし。スーツケースの重心が下部に安定してバランスがよくなり、中の荷崩れも防ぐことができる。
※表示価格は税込み
[ビギン2021年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。