特集・連載
3シーズン着回すなら、やっぱり「薄軽スウェット」こそが正義でしょ!
正しい服・モノの選びかた[新ルール][基本ルール] 「正しく服を選べる人になりたい」心の声つぶやいちゃった、みたいで失礼。ただ、このぼやき、あながち嘘にあらず。昨今モノ多すぎ&情報も押し寄せてくる……で、昔以上に正しく服を選ぶのが難しいと痛感したワケです。そこで今回、各ジャンルにて「ここに気をつける」を総点検。基本&新ルールで、わかりやすく解説していきます この記事は特集・連載「正しい服・モノの選びかた[新ルール][基本ルール]」#10です。
3シーズン使う想定で“薄軽”にする
たしかにヘビーウエイトのスウェットは、無骨で魅力的。ですが正直重くてゴワつくし、3シーズン着回すことを念頭に置くなら、やっぱり“薄軽”こそが正義でしょ! ってことで探したら、なんと、かのラルフ御大も薄軽スウェットを手掛けてるじゃありませんか!
コットン100%の薄くて軽くて柔らか~な生地といい、ウォッシュ加工による長年着込んだような風合いといい、着心地と見た目のユルさをリンクさせる手腕はさすがのひと言。薄手だからインナー使いでもダボつかないし、シャツをINしたアウター使いもスッキリ♪
費用対効果の高さを重んじるなら、今一番使えるのは間違いなく“薄軽”です!
Polo Ralph Lauren[ポロ ラルフ ローレン]
コットンスパテリー スウェットシャツ
薄軽な生地感とマッチする、いかにもアメリカンヴィンテージな色合いもセンスフル。ネックを広めにとっていたり、自由度の高いラグランスリーブを採用してるのも、薄軽スウェット特有の“快”を追求してるからこそ。各1万8700円(ラルフ ローレン)
シャツをINしてもダボつかない♪
J.プレス オリジナルズのストライプシャツ1万7600円(J.プレス&サンズ 青山)その他はスタイリスト私物。
軽アウターを羽織ってもダボつかない♪
J.プレス オリジナルズのグリーンブルゾン5万5000円(J.プレス&サンズ 青山)その他はスタイリスト私物。
“薄軽”スウェットCATALOG
スウェット界のキングも薄軽をラインナップ
Champion[チャンピオン]
9オンス テリーフリーススウェット
9オンスという肉感が絶妙。見た目のタフっぷりは名作リバースウィーブ並みなのに、薄軽だから着心地は断然ライト。でいて裏起毛で肌触りもよく、保温性も高くて米国製で……と、いいことずくめ。1万1880円(ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター)
ふわトロな肌触りを生むシルク混生地
FilMelange[フィルメランジェ]
SAM
アウターとしてもインナーとしても!を目指して開発された、シルク混のミニ起毛裏毛を使用。ハリがあって保温性や保湿性に優れるのに、薄くて軽くて着心地はふんわり♡ 長めのリブをはじめとするヴィンテージの意匠も満載だ。2万3100円(フィルメランジェ)
骨太なのにクリーンなホワイトメランジ
mocT[モクティ]
REGULAR FIT LOOPWHEEL CREW-NECK PO
国内のグレー杢の基準を作り上げた名門が綿染めによって表現した、極めて珍しいホワイト杢の薄軽スウェット。旧式の吊り編み機で編んだ生地を使いつつ、V字ガゼットなども駆使して、古きよきスウェットの空気感を再現している。1万2650円(ユナイト ナイン)
※表示価格は税込み
[ビギン2021年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。